社会主義にしがみつく限り、民主党壊滅は必至である
政府の保護を頼る選挙民は自分の首を絞めている。
日本の農業は政治に頼ったために脆弱化した。
補助金とバカ高い関税による保護を受けているうちに、屋内になれて外に出られなくなった飼い猫のようになってしまった。
一度ぬるま湯になれた人間が外の厳しい環境に適応できるには時間がかかる。
日本の農業が自立できるようになるには大変な努力と時間が必要だろう。
産業の政治的保護は、政治の名に値しない。
それは、産業を破壊する。政治的保護を求める人々にホイホイと与えるのは、票が欲しいだけの政治屋であって、政治家ではない。
本当に日本の産業のことを考えているなら、政治的保護をしないはずだ。
産業の中で保護されてきた分野とされなかった分野では、基礎体力に大きな差が開いた。
世界の市場の荒波の中でもまれてきた自動車業界、電子部品、消費者向け電子製品などは、世界で強い地位を保っている。
しかし、他方、金融サービス、小売、ゼネコンなどは保護によって脆弱になった。
競争力、商品価値のないもの・人間・サービスは、いずれ必ず廃れる。
市場経済においては、需要があってはじめて価値がつくのであるから、自分の技術や商品の質をいつも磨いていないと、いずれ用なしとなり、捨てられてしまう。
保護されて生き残れたとしても、一時的である。
私が、民主党に未来を感じられないのは、頭が古いからである。
小沢代表は、食料自給率100%を目指すという。
食料は、商品である。商品である以上、市場が欲しなければ、価値がつかず、捨てられる。日本の米や野菜を日本人が欲しがるかどうかは、その質や価値によって決定されるのであるから、自給率100%になるかどうかは不明なのである。
自由市場の場合、日本の米よりも安くてよいものがカリフォルニアにあるならば、そちらを買うようになるはずである。これだけでも自給率100%の目標は崩れる。
小沢氏は、まだ「社会主義経済」を追い求めているのである。
こんな「過去の遺物」にしがみついているようじゃあ、政権交代なんか絶対に無理。
国民はこの点を見抜いている。民主党の政治センスのなさにみんなブーイングしている。
次の選挙で勝てるみこみはまったくない。
その点、自民党は、社会主義を捨てつつあり、ものが分かっている印象を比較的受ける。(しかし、まだまだ十分ではないが。)
もうばら撒き政治の時代は終わった。
民主党議員諸君!
保護行政という昔の夢にしがみつく選挙民は、もはや頼るべき相手ではない。
こんな人々を当てにする「時代錯誤の」小沢氏についていったら、全滅だよ!
2006年11月1日
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