クリスチャンが重視すべき新しい教育
最近、古い翻訳ファイルが喪失したので、探してほしいとの客先からの依頼があった。
2日かかって四方八方探した。もともとあると思っていた場所になかったからだ。
調べてみたら、ある無料サーバーに保管していたことが判明した。
この過程で思ったことは、パソコンというものは、「読み書きそろばん」並みの基礎知識であるということだ。
パソコンを操作する人は、データのバックアップの重要性をよく知っている。
私は、仕事の関係で、必ず3つはバックアップを取ることにしている。
ひとつは外付けハードディスク。ひとつは、日本の無料サーバー。もうひとつはアメリカのサーバーに保管する。
東京上空で中性子爆弾やらデリンジャー攻撃やらでデータが真っ白になった場合に備えて、方々に分散している。
今回探したファイルは600ページに及ぶ大作である。3年かかった。
だから、それを丸々損失することは私にとってももったいないことである。もちろん、代金はすでにもらっているわけだが。
それゆえ、自分としては外付けハードディスクと無料サーバーに保管してあるはずと思ったが、なかなか見つからなかった。パソコンの引越しの際にもとのデータの移し変えからもれたのだろう。
まあ、このようなデータ管理は、すでにパソコンを扱っている人なら常識化していることだ。
しかし、パソコンを扱えない人は、これすら知らない。パソコンのハードディスクが破損しやすいということも知らない。
だから、一箇所にデータを保管して満足している。恐ろしいことだ。
私はいつ電源が落ちたりフリーズしてもよいように、WORDなどに入力する際は、1文を打ち込むとすぐにCtrl+Sを押して保存することにしている。
こういったものも、20年パソコンを操作してきたなかで蓄えた知識のひとつだ。
パソコンの前世代と後世代は、こういった基礎的知識や技術において大きな違いがあり、パソコンを使えない人々は、もうすでに文明から大きく取り残されているといって過言ではない。
新しい時代の読み書きそろばんには、パソコンの操作が含まれる。
クリスチャン子弟には、絶対にパソコンを自由自在に扱える訓練をしてあげる必要がある。
私は、10年前からプログラミングの勉強もしたので、自分のパソコン環境は、自分用にかなりカスタマイズされている。
たとえば、新着情報の掲示板はある既存のプログラムを改変して、自分用に作り変えてある。
新着情報に記事を打ち込むと自動的に「質疑応答」の見出しとファイルが作成されると同時に、会員にメールが配信されるようになっている。
すべてをいちいちやると、ものすごい時間がかかるはずだが、このプログラムによって、一瞬で行うことができる。
プログラミングができるとできないのでは、パソコンの利用価値が大きく変わる。
私はPerlしかできないが、汎用性という点で、ぜひC言語ができるように子弟には教育すべきだろう。
もうひとつ、新しい世代が習得すべきは、英語である。
英語を自由に操ることができるかできないかはこれからの時代において第一の適性である。
英語で得られる情報の量と質は、日本語だけの場合の何百倍何千倍にもなる。日本語しかできなければ確実に時代に遅れを取る。
それから、世界の人々とコミュニケーションを取る場合でも英語ができれば、非常によい。
まあ、以上の知識は当たり前のことになりつつあるが、クリスチャンはリーダーとして、こういった時代の先を走らねばならないので、コンピュータと英語の知識を子弟に訓練しなければならないと思う。
2010年5月3日
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