アメリカで反ホームスクーリングの動きが出ている


カリフォルニア州裁判所で、反ホームスクーリングの裁定が下った。


今週、カリフォルニア州上訴院が下した、教師の資格のない両親によるホームスクーリングを取り締まる決定は、州全体にショックを与えた。これにより、16万6千人の子供達が欠席児童となり、その両親は告訴の対象となる恐れがある。・・・

ホームスクーリング協会の活動を推進し、レドンド・ビーチ(ロサンジェルス郡)で自らホームスクーリングを行うローレン・マヴロマティ氏は「最初少し恐れがありましたが、今は、怒りに変わりました。」と述べた。

この裁定が下されたのは、ロサンジェルス郡子供家族奉仕局と、リンウッドのフィリップ及びメアリー・ロング夫妻との間において争われていた子供の福祉に関する裁判においてであった。メアリー・ロングは、子供達にホームスクーリングをしていたが、教師の資格を有していなかった。

夫妻は、子供達を、ロサンジェルス郡シルマーの私立宗教アカデミーであるサンランド・クリスチャンスクールに入学させていたと述べた。このアカデミーは、ロング夫妻の子供たちをその独立学習プログラムの参加者として、1年に約4回家庭訪問していた。

第2地区上訴院は、カリフォルニア州法では、子供をフルタイムの公立もしくは私立学校に通わせるか、家庭で教える場合は資格のある教師が教えることが定められていると述べた。・・・

多くのホームスクーラー家族は、ホームスクーリングを私立学校として登録し、自分の子供だけを生徒として受け入れることによって、怠学防止法の適用を回避している。

しかし、上訴院によれば、遅くとも、ホームスクーリング家族によるカリフォルニア義務教育法への挑戦が他の上訴院において拒絶された1953年以来、州法の解釈は明らかだいう。この法律では、6歳から18歳までの子供は、公立であれ私立であれ、フルタイムの昼間学校に通うか、子供の学齢に応じた州の資格を持つ教師のもとで指導を受けなければならないと定められている。

H・ウォルター・クロスキー判事は、2月28日3対1の判決の中で、次のように述べた。

「カリフォルニア州裁判所は、両親には自分の子供をホームスクーリングする憲法上の権利がないと決定した。両親は、これらの法律の規定にしたがって子供の教育を見守る法的義務を負っている。」

クロスキー判事によると、この決定に従わない場合には、刑事訴追される可能性がある、という。彼は、1961年の同様の判決を引用しながら、次のように述べた。

「教育制度の主な目的は、子供を善良な市民として育て、公共の福祉を守る手段としての州と国家に対して愛国心と忠誠心を養うことにある」

http://www.sfgate.com/cgi-bin/article.cgi?f=/c/a/2008/03/07/MNJDVF0F1.DTL

これで、はっきりと政治や国家の問題が、宗教とバッティングすることがお分かりだろう。

国は、神が両親に与えた義務と特権を奪い取ろうとしているのである。

州や国の教育において何が教えられるだろうか?

進化論である。ヒューマニズムである。無神論である。倫理及び文化相対主義である。

クリスチャンが自分の子供に教えたくないことを強制的に教えるのである。

まともなクリスチャンが、こんな学校にどうして子供をやり、地獄に送り込みたいと思うだろうか。

根源から考えよう。

どうして両親に子供が生まれるのか?

単に生物学的な理由だけだろうか?

そうじゃない。

「神が両親に資格を与えて、神の国の発展のために働く働き人を養成する許可を与えられたからである」である。

結婚関係の中で子供が与えられたということは、「許可証」が発行されたということなのだ。

どうして国の許可証がいるだろうか。

国が子供を産んだのだろうか。

国が教育権を主張することは、親からの権利横領である。

もちろん、ここにサタンの策略がある。

子供を横取りして、神の国に役立たない人間にしつらえようという策略である。

次世代を奪って、世界を地獄へと導く策謀である。

キリスト教の壊滅、ヒューマニズム、ひいてはサタン礼拝へと導く布石として、教育権の横領はサタンにとってきわめて重要な手段である。

国による私事への干渉。

まだ、国に信頼があるうちはよかった。

人々は、義務教育に疑問を抱かなかった。

しかし、911事件、年金横領、汚職、裏金・・・

次々と国のサタン性が暴露されるようになると、市民の側でも抵抗が起きるだろう。

ここまで進んだホームスクーリング運動をもとに戻すとか、消し去ることは不可能だ。

さあ、クリスチャンは、祈りによってこれらのサタンの策謀を粉砕しよう!

 

 

2008年3月8日

 

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