殺人には死刑を!


今回の幼女殺害犯も死刑をまぬかれるのだろうか?

もしそうなら、肉親としては、やりきれない気持ちだろう。

殺人に対して死刑判決を下さないという今の裁判の傾向が間違っているのは、

犯罪者側のリスクが、遵法者側のリスクよりも軽いというところにある。

遵法的な市民の側から見れば、殺人者にいつ殺されるか分からないというリスクがある。我々は常にこのリスクにさらされている。誰が、いつ、どこで自分を襲うか分からない。

我々が負わされているリスクは「死」である。殺人事件が多くなっている昨今では、このリスクは増大している。

犯罪者側では、殺人を犯した場合に下る刑罰が死刑ではないため、彼にとってリスクは「死未満」である。検挙率が低下していることもあわせて考えればこのリスクは減少している。

遵法者側のリスクが増大するのに対して、犯罪者側のリスクは減少している。

これが正しい政治といえるだろうか?

せめて、リスクを1:1にしなければ…。

殺人者が増えているのは、国が殺人者に対して遵法者が負っているのと同じ程度のリスクを背負わせることに躊躇しているからである。

「目には目」「歯には歯」「殺人には死刑」である。

同害刑法を確立する以外に犯罪を抑止することはできない。

 

 

2005年11月30日

 

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