現代人を呪縛している強烈な縄の一つは、プレ・ミレである。
プレ・ミレとは、前千年王国説の略称である。
「これから世界はどんどん悪くなり、クリスチャンのなした業もすべて破壊され、反キリストが世界を支配し、大迫害が起こる。しかし、その支配のさなかにキリストが再臨され、世界をすばらしい状態に回復してくださる。」
というものだ。
これは、どうしてもクリスチャンの頭から抜けない。ものすごい強烈な力でへばりついている。
私は、プレ・ミレの最大の弱点は、次の質問で明らかになる。
だから、どうなの?それが何?プレ・ミレを信じて、何か建設的なものを生み出せるの?人を励まして技術革新や大きなプロジェクトや、人生のすばらしいチャレンジに駆り立てるの?
「ノー」だ。
私は20代までこれを信じていたからよくわかる。
まともに人生のことが考えられなくなるのだ。
結婚や子供の教育についてまで上の空になる。
「まもなく大迫害がある」「反キリストが世界を支配する」と言われて何かしたくなりますか?
努力とか、未来のために何か自分に投資したくなりますか?
目を覚ましてほしい。
はっきり言います。
これは、カルトです。
カルトがキリスト教の中に侵入した。
この教説を作った人々を見れば一目瞭然。
ラクンザは別名ベン・エズラというユダヤ人の改宗者イエズス会士。
プロテスタントが作ったのではないですよ!ローマ・カトリックの創作だ。
そして、それを広めたアーヴィングは教会から異端の烙印を押されたカルト。
その後継者ジョン・ダービーは、イルミナティ三百人委員会からお墨付きをもらっている。
最大の中興の祖サイラス・スコフィールドは、数度の離婚結婚を繰り返し、愛人を作り、子供を捨て、詐欺で収監され、社会主義者やシオニストの仲間で、イルミナティから金をもらってスコフィールドバイブルを作った。
現代のプレ・ミレ大伝道師であるハル・リンゼイ、レフト・ビハインドのティム・ラヘイは、どちらも、統一協会との関係がある。統一協会の団体の有給の理事をやっていた。
これでどうですか。
この教えの背景が分かるでしょう。
こんなに後ろ暗い教えが我々を正しい道に導いてくれると思いますか。
進化論と並んで現代人を縛っているこの大きな嘘を捨てない限り、我々は解放されない。