本当に世界によい影響を与えられる国になるには
私は、文明の中心地がアジアに移行しつつあると考えている。
日本のアニメの影響はすさまじい。イギリスで行われた最近のアンケートで世界で最も影響力のある国として日本が挙げられていた。
ビートルズが世界を席巻した時代と比べると、隔世の感がある。
音楽の面でもようやく日本の音楽が欧米で脚光を浴びようとしている。不思議なことだが、90年代から2000年代にかけて、アメリカとヨーロッパの音楽は60年代から80年代にかけての輝きを失ってしまった。
アメリカ人自身が、自国の音楽に期待できないと言う。音楽番組でも特集が組まれるのは80年代のレトロである。
911事件とイラク戦争は、世界の人々のアメリカ離れを決定的にした。暴力で世界を征服するような人間に誰も尊敬しない。当然のことだ。
世界の人々は、日本から出るものに注目している。若手お笑い芸人のギャグに注目が集まるくらいだ。日本のアニメから生まれたダンスが世界的に流行しつつある。
こういう流行は、時代の流れを示しているので重要であり、着目すべきだ。
今後日本に対する関心はますます集まることだろう。
私は、この傾向に対して知識人が対応できているとは思えない。
知識人には、「神道を見直そう。キリスト教と違って神道は平和を愛するから」と言うようなトンデモない人々が多い。
つまり、知識人に世界に通用するような教養がないのだ。
神道の思想とキリスト教の思想を比較した場合、比較するのがバカらしくなるほど差は歴然としている。
実質的にキリスト教は、2000年の西洋文明を支えてきた。それだけの重みがある。
だから、日本がたとえ世界の指導的な地位につくことがあったとしても、もし世界を指導するだけの思想的な深みがなければ、結局、すぐに中国あたりにかき回されることにしかならないだろう。
多くの影響力のある人々が日本に移住している。ある情報によると、ロックフェラーが六本木にすでに引っ越してきているという。
これからの世界の流れをすでに見通しての行動だろう。
私は、日本、天皇、これらの中に実は、キリスト教の原型が含まれていると考えている。
そして、日本人とは、太古の昔に神との契約を結んでいた民であり、それゆえ、救いの中にそもそもいる民族であると考えている。
神がこれからの新しい時代をキリスト教による平和の時代にすることを望んでおられるならば、恐らく、日本という国はそのためにずっと取っておかれた神の秘密兵器だったのだと思う。
この神の計画にそって世界を導くためには、導く者としてふさわしい「思想的な」訓練が必要だ。
無知を放置したままキリスト教を拒絶している限り、絶対に指導的な地位につくことはできないし、それゆえ、世界を平和と繁栄に導くこともできない。
2007年12月16日
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