不信仰な世代が死に絶えるまでキリスト教は成功しない
私が、今の世の中の問題について解決策を提供しようとすると、
「理想を言っても、今の世界がこうなっているんだから、仕方がない。合わせるしかない。」とか、「この世界はサタンの世界であって、変えることは不可能だ」いう人がいる。
こういった「現実主義」は、現実を見ているのではなく、「不信仰」なのだ。
プレ・ミレ信者の決定的な間違いは、この「不信仰」にある。
彼らは、「現実を見なさい。聖書が何を言おうと、現実はサタンの世界である。これが神の支配に取って代わるなどということを信じることはできないし、そのための活動には意味はない」という。
驚くべき冒涜である。
彼らは実質的に「私は神よりも賢い。神はサタンよりも弱い」と言っているのだ。
これが呪いを受けないわけがないじゃないか。
だから、プレ・ミレによって形作られた19世紀以降のキリスト教界は呪いのもとにあるのだ。19-20世紀のキリスト教が何をなしたというのか。次々と自分のテリトリーをサタンに奪われていったではないか。
ヨーロッパもロシアも、アメリカも啓蒙主義者や共産主義者、帝国主義者に乗っ取られたではないか。
聖書ははっきりと「世界のすべての民族はキリストの弟子となる」と宣言しているのだ。
我々に残されている唯一の選択肢は、「そうだ。世界のすべての民族はキリストの弟子となる」と認めることだ。
「いや〜、そうは言っても・・・」と口答えする者の傲慢には神の御怒りが下る。
我々を指導した世代の人々の悲劇とは、「聖書啓示よりも自分の主観を尊重する」という傲慢に由来している。
彼らは、モーセの前で「カナンには背の高い強い民族がいるから無理だ」と報告し、嘆き悲しんだイスラエルの斥候と民衆に似ている。
神は彼らの不信仰を見て、「この世代が滅び去るまでおまえたちはカナンに入れない」と宣言され、その後イスラエルは40年間荒野を彷徨い、ついに、不信仰の世代が死に絶えるまで、神はイスラエルにヨルダン川を超えることを許されなかった。
我々を指導した不信仰の世代がが生存している限り、この働きは成功しない。
彼らの世代がバッサリと落ちて、死に絶えるまで、我々の働きが実を結ぶことはない。
2004年12月14日
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