日本を野蛮国にしたくないのなら


最近の一連の殺人事件では、すべて成人の男性が幼女を殺している。これは、日本の文化が野蛮化したことを示している。

聖書によれば、力が与えられているのは、弱い者を守るためである。

「私たち力のある者は、力のない人たちの弱さをになうべきです。自分を喜ばせるべきではありません。」(ローマ15・1)

「このように労苦して弱い者を助けなければならない」(使徒20・35)

「兄弟たち。あなたがたに勧告します。…弱い者を助け…なさい。」(1テサロニケ5・14)

自分の力を利用して弱い者を痛めつけるというのは、野蛮人の仕業である。

これらの殺人者たちが受けた進化論教育は、「強者は弱者を滅ぼし、それによって種全体が進化・発展する」という教えであり、それによって「騎士道精神」のようなものは絶対に育たない。

子供たちが出入りしているゲームソフト店の店先に流れていたソフトの宣伝映像を見てびっくりした。

バーチャルに喧嘩を行うゲームなのだが、棒で殴る、ナイフで刺す、血が流れる…、実にリアルなのである。

こんなゲームやってたら殺人者になっても当然と思った。

今の大人は知恵がない。

子供の教育について考えていない。もし本気で教育について考えているなら、進化論を否定するはずだ。

存在論と倫理は連動している。世界や人類はどのようにして誕生したかという問題と、何が善で何が悪であるかという問題は、互いに影響を与え合う。

このまま進化論を教えつづけ、聖書の倫理を否定すると、弱い者を自分の欲望のために利用するような野蛮人が大量に発生し続けるだろう。

日本を野蛮国にしたくなかったら、子供の環境について真剣に考えるべきだ。

 

 

2005年12月11日

 

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