昨日、あるクリスチャンの有力者の講演に誘われて行ってみたが、ほとんど見るべきものはなかった。

どのメディアを通じても得られる情報であり、政治、経済、軍事に関する見方も、マスメディアが伝えているようなものばかりである。

911事件がイスラムのテロリストによるなどと真面目に信じており、インターネットで情報を集めている人々の失笑を買う内容であった。こういった人々が日本を動かしているというのは、本当に怖いことだと思った。

マスメディアが伝えているようなレベルのことで政治をやっているということは、つまり、誰かに操作されているということにほかならないから。

政治家や経済の専門家というのは、素人が手に入れることのできないインサイダーの情報を手に入れてはじめて専門家と呼べるのである。誰もが普通に手に入れられる情報をよりどころとして、それを鵜呑みにし、歴史全体、世界全体を眺める俯瞰的視野もなく、聖書についても凡庸な知識しかなければ、独立してものを考えるなんてできない。

独立してものを考えられないということは、もっと頭のよい連中から支配されているということなのである。

真理を愛する人々がいかに少ないか改めて確認させられた次第である。

2006年3月29日