キリスト教は占いや新興宗教から人々を解放する
ラジオ番組の情報によると、中国人は生年月日を教えたがらないそうだ。
生年月日から運勢が人に知られるのを恐れるからだと。
中国人や韓国人は、占いが好きなようだ。
日本でも、朝のテレビで占いがやっていたり、神社のおみくじのように人々は占いが好きだ。
新興宗教は思考方法そのものが占いだ。
何か超自然的な力が働いて我々の運命を決定していると考える。
もし占いや新興宗教が正しいならば、世界の機械文明は、中国や韓国から生まれなければならなかったはずだ。
富の配分はアジアに集中しているはずだ。
しかし、現実は逆だ。
機械文明、産業革命は、アジアにではなく、ヨーロッパに起こった。
現代の世界の富のほとんどは欧米にある。
これは「占いよりも科学のほうが現実を変える力がある」ということを示している。
中国人がいくら占いに通じていても、結局のところ、産業革命をへて力を蓄えた列強の餌食になった。
「科学対占い」の戦いにおいて、科学に軍配が上がった。
我々がなぜ占いを捨てて、科学的な思考をしなければならないか、歴史を見れば一目瞭然である。
科学的な精神はキリスト教の文化のもとで醸成された。
キリスト教がなければヨーロッパにおいて科学は発達しなかった。
なぜならば、キリスト教だけが、「この宇宙は統一の原理によって統治されている」という思想的な基盤を提供するからだ。
多神教では、「宇宙を支配する統一的法則」という概念は存在できない。
キリスト教では、この宇宙は一人の神によって、一つの原理において統治されていると考える。
だから、この思想は普遍化を旨とする科学の発展に適している。
もう一つ、キリスト教のもとで科学が発展するのは、聖書において「ねたみが禁止されている」からだ。
新しい発見をつぶすのはねたみである。
新しい技術による多産や豊作は、ねたみの対象となり、足をひっぱらられる。
しかし、聖書ではねたみが禁止されているので、新しい発見を尊重する文化的な空気が生まれる。
キリスト教を採用することによって、文化は科学的になり、占いから解放される。
占いや新興宗教は呪縛以外の何者でもなく、それによって人々は奴隷化される。
キリスト教の健全な思想だけが人々をその呪縛から解放する。
20010年1月22日
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