欧州連合が崩壊する
黄金比は、1.618でした。
訂正します。
翻訳の仕事がずっと続いていて、ものすごいハードスケジュールでした。
やっと昨日解放されて、本を読むことができました。
5冊を拾い読みながら、一気に読んだ。
三橋貴明氏には本当に教えられます。
「今、世界経済で何が起こっているのか」は興味深かった。
EU(欧州連合)、ユーロは、もはや瓦解している。
この体制は景気がよいときは、経済規模が小さい国は誘惑が多い。
なぜならば、それまでは小国ゆえに信頼されなかったが、欧州連合という大国になったために、中央の保障があるため、信用がつく。
それで、ギリシアやアイルランドはばんばん借金した。
ギリシアは、借金したものを拡大再生産のためではなく、手当てに使った。
つまり、他国から借金をして、個人の収入を増やすことにつかった。
そのため、所得はあがったが、生産拡大に使うのではなかったために、単なる負債に終わった。
それが、リーマンショック後の景気悪化において、一気に問題化した。
通貨がドラクマであれば、通貨は自国の実力に見合って下がるのだが、ユーロで統一されているため、自国の経済状況にみあった下がりかたをしない。
となると、通貨が高いままで不況に陥ると、輸出ができない。
輸出ができないと外貨が入らないので、借金が返せない。
負債がどんどんと積もる。
経済規模が違う国が連合して通貨を統一することがどれだけ恐ろしいことか。
東アジア共同体なるものを作ることがいかにおろかなことか、民主党の政治家はよく考えてほしい。
欧州連合が崩壊します。
絶対に崩壊する。
アイルランドの負債は、日本の経済規模に換算すると、2000兆円だそうです。
もはやデフォルト以外に道はないでしょう。
ギリシア、アイルランド、ポルトガル(PIG)が、まず破綻する。
この3カ国が生き残るには、もはやデフォルトしかない。
みなさん、ごらんください。
バベルの塔を理念とした共同体の行く末を。
神に反逆するとこうなる。
誰に逆らっても、神にだけは逆らってはならないのです!
2011年1月25日
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