円高は悪いのか?


知り合いの社長が、「円高で輸入品が安くなったが、購買欲がうせているのでいっこうに売れない」といっておられた。

これはおそらく「円高=不況」という刷り込みがなされているからだろう。

円高になるということは、円が強くなるから、日本の国力が相対的に上がったことを意味する。

だから本来なら歓迎すべきなのだろう。

しかし、日本は戦後輸出産業に牽引されてきた。だから、円高は、輸出にとってまずいから、マイナスのイメージがつきまとうのだろう。

しかし、現在日本の経済は内需で成立しており、輸出の割合は20%程度だと聞いた。

ということは、円高によって日本経済が受ける打撃はそれほど大きくないはずだが・・・。

しかも、それだけ輸入品が安くなっているわけだから、もっと内需が拡大してよいものだ。

しかし、ガソリンをはじめ、これだけ円が強くなっているにもかかわらず、輸入品の価格が安くならない。

おかしな話だ。

おそらく、この円高=不況という図式は神話なのだろう。

マスコミが意図的か、不作為的にか、そう世論を導いているのだろう。

誰かここらへんを視聴者に分かりやすく説明してくれないだろうか。

 

 

2009年11月28日

 

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