天の12宮の本当の意味
「天は神の栄光を語り告げ、大空は御手のわざを告げ知らせる。」(詩篇19・1)
天や大空を見るときに、我々は、それを神の栄光の現れと見なければならない。
おそらく、天の十二宮は、イスラエル12部族の世界支配を象徴しているのだろう。(もちろん、イスラエル12部族の中には、イエス・キリストへの信仰によって神の民に加えられた異邦人クリスチャンも含まれる。)
今の星座は、ギリシア天文学の影響を受けているが、その前にヨブ(紀元前20世紀)の時代にすでに聖書で12宮について言及されている。
「あなたはすばる座の鎖を結びつけることができるか。オリオン座の綱を解くことができるか。
あなたは十二宮をその時々にしたがって引き出すことができるか。牡牛座をその子の星とともに導くことができるか。」(ヨブ38・31−32)
黙示録を見ると、天の御座の周りに24の座があり、そこに24人の長老が座っている(黙示録4・4)。
これは、イスラエル12部族(教会)を象徴している。各部族の代表として2人ずつの長老が座に座っている。2人は証人を意味する。証言は2,3人によって確認される(申命記19・15)。
ここから、天の頂点には、神の御座があり、その回りを12部族の代表者の座が囲んでいるということが推測できる。
「天は神の栄光を語り告げ、大空は御手のわざを告げ知らせる」のであるから、まさに、我々は、天を見上げるときに、それを神の御座と、神とともに支配しているイスラエル12部族=教会として見なければならないということである。
エペソ書において、パウロは、クリスチャンは天においてキリストとともに王座についていると教えている。
「しかし、あわれみ豊かな神は、私たちを…キリスト・イエスにおいて…ともに天の所にすわらせてくださいました。」(エペソ2・4−6)
天の12宮は、占星術のためのものではなく、神の民であるクリスチャンが神とともに天に座り、世界を支配しているということを象徴しているのである。
2005年11月7日
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