バベルの塔は必ず崩される
グロス: あなたの宗教は何ですか。
中丸:それは全能の神です。私はすばらしい体験をしています。私がその体験をしてからは、全能の神を信じているので、どの宗教かいうことが難しくなりました。なぜなら、創造主そのものを信じ、その道にともなった行いをしている人ならば、彼らがそのことを信じている限り、私はどのような宗教的な方とも、とても心地よく過ごせるからです。
グロス:ユダヤ教が世界に影響を与えるといっても、それは何も他の人をユダヤ人にするためではなく、全世界に一つの神を信じさせるためなのです。
中丸:私も同じです。ほかの宗教でも宇宙創造神を信じてちゃんとした生活をしている人たちならば、全然違和感は覚えません。やがて世界もそうなると思います。そうしたら宗教戦争は要りません。
グロス:我々のユダヤ教には掟というものがあります。それは、そのような平和が世界に実現するために必要なことです。そのためには、私たちが呼ぶところの「ノアの七つの戒律」をすベての人が信じることです。つまりそれは、ノアの子たち(全人類)がどのように振るまうべきかを示したものです。
中丸:現在の世の中は、キリストが生まれてから2000年、お釈迦様が生まれてから2500年、イスラム教ができてから1500年ぐらいたっています。イスラム教対キリスト教とか宗教の名で戦争が行われていて、宗教が宗教ではなくなってきています。そうした中で宇宙創造神は一つというコンセプトはすごく大切です。今こそこのコンセプトが必要とされているわけですから、私たちがこのようにお話ししていることはとても意味があると思います。
グロス:たとえ神が一つであっても、それぞれが信じていることが一番重要だと考えているために争いとなってしまっています。
(中丸薫、ラビ・アビハイル、小林隆利、久保有政『日本人ならぜったい知りたい十六菊花紋の超ひみつ』、116-117ページ)
ここでグロスとあるのは、マイケル・グロスのことである。彼は、コンピュータ技師であり、アミシャブのスタッフとしてラビ・エリヤフ・アビハイルの働きを手伝い、ラビとともにシルクロードや各地を旅して、今も世界各地にいるイスラエル十支族と会ってきたという。(同上、44ページ)
グロス氏の意見と、中丸氏の意見が一致しているのは「同じ一人の神を信じるべきだ」ということ。
そして、その一人の神とは、「それぞれが信じていることが一番重要だと考えていはいけない」神である。
つまり、定義ができない神。
定義ができる神を信じると、宗教戦争が起きてしまうと。
それで、異邦人(ユダヤ教で「ノアの子」)は、最低の掟である「ノアの七つの戒律」を守ればいいと。
世界平和を達成するためには、定義されない一人の神を信じて、ノアの7つの戒律を守ればいいという教えは、フリーメイソンの教えそのものである。
http://www.millnm.net/qanda/oKLA3SDn.htm
このユダヤ教に基づく世界統一宗教こそ、世界政府の基礎となるべきものである。
クリスチャンは、「キリストだけが父なる神に至る唯一の道である」と唱えるが、そういう教えは彼らにとって「偏狭」であり、争いを引き起こすという。
中丸氏の行っている運動は、中丸氏の体験した全能の神に基礎をおいている。
しかし、その神は、キリストではなく、「どの宗教かいうことが難しい」ような神である。
だから、中丸氏の意見とグロス氏のフリーメイソンのそれとは、一致するのである。
共通するのは、「イエス・キリスト抜きの救い」である。
イエス・キリスト抜きの救いとは、すなわち、イエス・キリストを神のひとり子として認めず、世界の王とも認めないことである。
だから、彼らが信じる神とは、サタンである。
サタンは、イエスを十字架につけ、殺害し、復活後も嘘をいいふらして復活の事実を否定した。
各地でクリスチャンの働きを妨害し、呪いを受ける状態にまで達し、紀元70年に滅ぼされた。
この紀元70年に滅ぼされたユダヤ人の末裔ロスチャイルドとその組織フリーメイソン、イルミナティを通じて作られる世界政府とは、「イエス・キリストを排除した統一」であり、それゆえ、それは、悪魔の世界支配である。
ユダヤ教もフリーメイソンも中丸氏も、残念ながら、悪魔のために活動している。
イエス・キリスト以外に、神のみもとに行く道は存在しない。
イエス・キリストを排除した世界政府なるものは、それゆえ、呪われ、滅ぼされるべきものである。
バベルの塔は必ず崩される。
2013年7月7日
ホーム
robcorp@millnm.net