クリスチャンよ、目を覚ませ!
もし教会が、聖書啓示を絶対とせず、人間の伝統や教会の教義が聖書啓示に優先されるようであるならば、その教会はキリスト教の教会ではない。
だから、プレ・ミレの教えを頑固に主張するならば、それはキリスト教の教会ではない。
となると、今日、ほとんどの教会はキリスト教の教会ではないということになってしまう。
恐ろしい状況だ。
「黙示録13章の666は、これから世界に登場する反キリストである」という。
もしこれが本当ならば、「この数字を数えなさい」をどう解釈するのか。
数えなさいと命令された人々は、紀元一世紀の小アジア半島に住むクリスチャンである。
なぜ当時のクリスチャンたちに「21世紀に起きるであろう反キリストの数字を数えよ」と命令するのか。
これ一つとっても、恣意的な解釈をしているのは明らかである。
13章の獣はローマ及びローマ皇帝である。
ギリシャ語のネロ・カエサルNRWN QSRをヘブル文字で綴り、それぞれの文字に割り当てられた数を合計すると666になる。
http://www.path.ne.jp/~millnm/no42.html
ラテン語のネロ・カエサルNRW QSRを同様に数えると616になる。
616と記している写本もあるので、明らかに写本記者たちはネロを想定している。
つまり、ネロ・カエサルは、ギリシャ語ではNeron Caesarと綴るが、ラテン語ではNero Caesarと綴る。
これをそれぞれヘブライ語の文字に置き換えて、それぞれに割り当てられた数字(昔アラビア数字が使用されておらず、ヘブライ語ではヘブライ文字のそれぞれに数字が割り当てられていた)を加算すると、それぞれ666と616になる。
そして、写本では黙示録13章で666と記しているものもあれば、616と記しているものもある。
つまり、これは、666がネロを示す暗号であったことを示している。
だから、今のプレ・ミレの人々が言うような意味では聖書記者は書いていなかったということなのである。
これだけのはっきりとした証拠がありながら、プレ・ミレの人々は頑固に「これから反キリストが現れる」と主張する。
聖書からの裏付けがまったくないこういった教えに執着し、正しい理解を持とうとしない。
これが現在のキリスト教界なのである。
ファンタジーに堕落した。
黙示録は、紀元一世紀の人々のために書かれた書物であるから、「もうすぐ起きる」と言われるあの様々な大患難の出来事は、紀元一世紀に成就したのだ。
つまり、反逆のイスラエルと異邦人たちは、裁きを受け、救いが到来し、世界がキリストの王国に変わるとのメッセージは、紀元一世紀に成就した。
現在は、そのキリストの王国の発展の時期である。
「地を従えよ」との命令は、紀元70年に、キリストにおいて法的に成就した。
世界は従えられた。
アパートの権利を買って、所有権が移っても、住民が出ていかなければ、その跡地にビルを建てられないように、法的権利を所有しても、実際にその土地を自由にできなければまだ本当の意味で所有したことにならない。
それと同じように、キリストとクリスチャンは紀元70年に世界を所有した。
しかし、実際のところ、イスラム教徒もいれば、イルミナティもいる。
これらの人々は、「立ち退きを迫られているのに踏ん張っている住民」であり、いずれは追い出される運命だ。
居住する法的根拠がないのだから。
法的根拠は、クリスチャンにある。
クリスチャンは、世界からサタンを追い出す権威を持っている。
しかし、プレ・ミレは「持っていない」という。
その教えを信じてしまった教会は、それゆえ「アパートの権利を持っているのにそれを否定する持ち主」である。
だから、いつまでたってもサタンを追い出せない。
むしろ、サタンに次々とやられてしまっている。
住民が不法占拠し、その占拠の範囲を拡大し、全世界に及んでしまったような状況だ。
われわれは、持ち主に対して「法的に所有権があなたにあるのですよ!だから堂々と権利を行使しなさい!」と訴えている。
これに対して抵抗する「クリスチャン」は実はクリスチャンのなりをしたサタニストである。
クリスチャンが世界を支配してもらっては困る人々である。
サタンは自分の手下を使って、この幻想を振りまいている。
クリスチャンに祈らせず、世界を支配する行動に移させないようにしている。
クリスチャンよ、目を覚ませ!
2013年11月20日
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