これは長期戦なのだ


1880年代のポグロム(ユダヤ人迫害)に関するロシア語の文献を読むと、当時の農民はほぼ100%教会に通っていたことがわかる。

ロシアは、共産主義革命が起きる前はキリスト教国だった。

それが今やほぼ無神論者の国になってしまった。

中国人はもともと宗教的な民族ではないが、毛沢東の革命によって儒教の寺院が破壊され、クリスチャンが迫害され、無神論の国になった。

宗教を失った国民がどのようなものになるか、ロシア人や中国人を見ればよくわかる。

モラルの「モ」の字もない。

日本も戦後、共産主義者の日教組の悪魔的な無神論教育によって無神論者化された。

ビートたけしに代表される団塊の世代の、あの宗教に対する傲慢さと、進化論への盲信を見たか。

キリスト教が世界から消えた。

ドイツ在住の友人によると、ドイツでは若者が結婚せず同棲しているという。

家庭が崩壊している。

フリーメイソン・イルミナティによる洗脳によって人々は、反家族、同性愛、無神論、伝統や先祖、文化に対する軽視に落ちてきた。

全部騙しだ。

敵は、教育機関、マスコミ、映画、音楽、…あらゆるものを総動員してわれわれを洗脳してきた。

すべては社会の破壊のためであり、破壊された後に、世界統一政府を作って奴隷化するためだ。

教会すら洗脳されてしまった。

誰もディスペンセーショナリズムを疑わない。

プレ・ミレが唯一の終末論だと確信している。

背景の知識があれば、それがイルミナティの創作であるとすぐにわかるのに。

インターネットをちょっと調べれば、すぐにサイラス・I・スコフィールドがどういう人間か出てくる。

聖書も、少なくとも1900年もの間クリスチャンが使用してきたテキストではないものをわれわれは使っている。

「いや、tomiさん、科学的に見て、ウェストコットとホートの写本のほうが原典に近いのですよ」というか?

私は尋ねたい。「じゃあ、1900年もの間、神はクリスチャンに真理を隠してきたのか。そんな不誠実な神なのか」と。

ローマ・カトリックの倉庫の奥深くにしか神は御言葉を啓示してこなかったのか。

それが契約の民に対する神の態度だったのか、と。

ありえない。

神は誠実なお方なので、大多数のクリスチャンに真理を啓示してこられた。

だから、マジョリティ・テキストが正しいテキストである。

ミレニアムは、日本のキリスト教のそれ以前とそれ以後を分ける画期的な事業である。

ほかのどの団体や教会でポスト・ミレのメッセージが聞けるだろうか。

それゆえ、われわれの肩に非常に重たい責任がかかっていると自覚していただきたい。

再建主義5条件がメジャーになり、ポスト・ミレにしたがってクリスチャンが勝利の終末論を唱え、力強くサタンとの戦いに参加し、それが止めることのできない大きな潮流になるまで、われわれは休むことができない。

今少数の方々がわれわれの主張を受け入れてくださり、説教で語っておられる。

静岡の教会と北海道の家庭礼拝である。

以前、鹿児島でメッセージが行われていたが、信徒側がプレ・ミレを選んだため断ちぎれになってしまった。

ここまで来るのに27年かかった。

ほぼ無給でやってきた。

稼いだお金で本を買って読んだ。

この極貧の環境でできることは限られているので、神は私にほかのことをさせられない。

一般の中年男性がやるべきことはできなかった。

やろうとしても、自分の心が納得しなかった。違和感が強烈に起こってきてほかのことができなかった。

つまり、神の御心は、「おまえはこれだけやれ」だった。

ずっと無理解が続き、親族の間では、今でも道楽としか評価されていない。

好き勝手なことをやっていると。

われわれのミニストリがどれだけ重大であるか、99.999%の人は気づかない。

しかも、確信をつくメッセージを流せば流すほど支援者が減る。サタンが変な入れ知恵をするのだろう。

われわれに対する敵意を植え付けている。

そういう無数の逆境の中でこの働きを進めなければならない。

しかし、これをやめるわけにはいかない。

世界の思潮を、サタンから神のほうに変える働きなのだから。

今、様々な有名人がイルミナティのために働いている。

あの有名なハリウッドスターも、「目」のために働くと言ったそうだ。

様々な才能がサタンの王国のために利用されている。

この流れを逆流させるのだ。

彼らが神の国のために働くようにするのだ。

そのために、まず神学的土台を確立しなければならない。

その次に宣伝だ。

そして、支援者の数を劇的に増やし、スタンダードになるまでもっていく。

教育機関が無神論や進化論を捨て、教会がプレ・ミレを捨て、神の国の発展について確信を持つようにならなければならない。

世界全体を変える働きだ。

だから、ちょっとしたことで支援をやめないでほしい。

これは、長期戦なのだ。

われわれのために祈ってほしい。

各地でできつつある礼拝と、伝道所のために。

猛烈な攻撃に会うであろうが、逆風に負けないように。

ぜひ祈って支援してほしい。

 

 

2013年5月14日



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