TVで、中国国内で反日デモが頻発とあった。動画も出ていた。

しかし、現地から帰ってきたという人が「それほどでもない」。「関心がある人は50％くらい」というと、しきりにワイドショーのコメンテーターや司会がさえぎろうとする。

これは印象操作だ。

そのように直感した。

トレンディエンジェル: つまり、「中国国内はこんなに日本に対して怒っている」と伝えることをTV局は望んでいるのだ。

日本人を恫喝するには、「反日感情の悪化」が有効だと知っている中国側の圧力を受けているとしか解釈できない。

もう一つ不可解なのは、あの事件が早くも風化しつつあるということだ。

あれだけの事件だ。

国の領土に対する侵略が行われたのだ。

それなのにこの「何もなかった」感は何だ？

TVの温度とインターネットの温度の差。

Yahooニュースのコメントは怒りで煮えたぎっていた。

（ちなみに、Yahooニュースでは、中国批判はできるが韓国批判するとコメントが消される。）

国内での我々の周りでも、だいたいの人に聞くと怒っている。

しかし、TVではそのような人々の声が流れない。

インタビューもしない。

つまり、中国側がマスコミに圧力をかけて、今回の中国の大犯罪を隠蔽しようとしているとしか考えられないではないか。

どうしてそんなに中国の感情に気を配るのか？

菅首相にもそれが出ている。

その他、仙石にも。

「中国側にも配慮して」とか。

一つに賄賂だ。

もう一つは、企業が人質に取られているからだろう。

企業が工場を出した。

日本は大きく中国に依存している。

中国を怒らせると、いまや人質となった企業の社員、資産が危険にさらされる。

サタンと付き合うとこうなるのだ。

サタンは、関係を築き上げる段階では、「繁栄」とか「互恵」とか「共存」など美辞麗句を並べ、信用させる。

しかし、いざ自分のコントロールに完全に入った、これで支配できる、ということになれば、とたんに手のひらを返したように脅迫に使う。

今中国との関係を悪化させると、企業が投資した膨大な資産が灰燼に帰す。

教訓として、我々は、「特定の国家に集中的に関わるのはよくない」ということを学ぶべきだろう。

中国は、ヤオハンをおだてて誘致して、デパートを作らせて完成した瞬間に手のひらを返した。

全部奪った。

ロシアのサハリン２もたしかそうだったはずだ。

中国やロシア、韓国などに投資する場合には気をつけないとだめだ。

日本人の矜持を保つには、すべて捨ててかかる必要がある。

中国にこれ以上配慮するならば、日本人は政治を信頼しなくなり、TVを見なくなる。

今のTVはもはや人民電視公社化している。

日本人の持つバイタリティとオリジナリティ、エネルギーがほとんど消えてしまった。

日本企業よ、目を覚ませ。卑屈になるな。中国に頭を下げるな。中国はこちらが頭を下げれば下げるほど傲慢になり、つけこんでくる。

ああいうヤクザは力に弱いから、こちらも虚勢でもいいから張って相手を威圧すべきだ。

まともではない人間にまともな対応をすると、つけこまれるぞ。

「自分の命を救う者はそれを失い、それを失う者はそれを得る」

2010年9月29日