失われた20年は「敗戦クラスの」政府の失策である
バブルでできた大きな穴は、実体経済が作り出したものではない。
あれは、投機によって生まれたもの。
しかも、信用創造で作られたバーチャルなお金。
つまり、あれはバーチャルな損失であって、実質的な損失ではない。
そのバーチャルな損失を埋めるには、一番よいのは紙幣増刷。
日銀が新たにお金を発行して、その大穴を埋めれば元通りに戻る。
日本人は、それを行わずに、実体経済の損失であるかのごとくに返済した。
ギャンブルで損失を出したら市民は、それを労働で返すしかないが、国は、お金を刷る権利があるので、バブルというギャンブルの損失を紙幣増刷で乗り切ればよかったのだ。
それを日本人はこつこつと働いて返済した。
投資もしなくなるし、借金もしなくなるので、経済規模が縮小。
デフレに突入。
失われた20年とは、政府の失策である。
それも「敗戦クラス」の。
2016年9月21日
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