武力による覇権の結末


<KS様>
「棄教者の特徴」について、「ユダは、当時の一般のユダヤ人と同様に、イエスに武力による解放者となることを期待していた。」
過去にメシアニック・ジューの大半はこのタイプだと、知人の牧師先生から聞いた事があります。
要するにダビデのような将軍を待ち望んでいるのです。
ユダヤ人への伝道の成果とは、手放しでは喜べない現実もありますね。

<tomi>
そうですね。

イスラエルという国がロスチャイルド家によって作られたことから、その住民が彼らの「武力による覇権」に賛同しているとしても不思議ではありません。

メシアニック・ジューは、ユダヤ教から離れていない。

つまり、ユダヤ教徒からの本当の改心者ではない可能性が高い。

イエスの時代の主要な対立とは、

1.契約内の心に割礼を受けた人々

2.契約内の心に割礼を受けていない人々

の間のそれでした。

2.の人々は、ユダヤ人ですから割礼を受けて契約の中にはいました。

しかし、心に割礼を受けていなかった。

それゆえ、神の国の到来を「武力によって」もたらそうとした。

イエスは、教育と伝道によって到来するとされた。


また、わたしがあなたがたに命じておいたすべてのことを守るように、彼らを教えなさい。・・・(マタイ28・20)

ですから、今のイスラエルのユダヤ人は、心に割礼を受けていない人々、イスラエルの再建を武力で行おうとする人々。

旧約聖書において神は、「契約による支配」をはっきりと打ち出された。それは、「倫理的覇権」。

つまり、「この契約を守るならば、勢力が拡大する」という約束。
もし、あなたがたがわたしのおきてに従って歩み、わたしの命令を守り、それらを行なうなら、
あなたがたは敵を追いかけ、彼らはあなたがたの前に剣によって倒れる。
あなたがたの五人は百人を追いかけ、あなたがたの百人は万人を追いかけ、あなたがたの敵はあなたがたの前に剣によって倒れる。
わたしは、あなたがたを顧み、多くの子どもを与え、あなたがたをふやし、あなたがたとのわたしの契約を確かなものにする。(レビ記26・3, 7-9)

イスラエルの民は、神との契約を守ることによって、支配を拡大し、世界の人々をエデンの園に連れていくべきでした。

しかし、逆らったために呪われて、逆に異民族に支配されるようになりました。

ロスチャイルドは、武力による覇権をこれまで進めてきました。300年かけて。

しかし、武力による覇権は最後に武力によって崩される。

そのとき、イエスは彼に言われた。「剣をもとに納めなさい。剣を取る者はみな剣で滅びます。」(マタイ26・52)

だから、ロスチャイルドのイスラエルの今のやり方、つまり、テロと戦争では、必ず最後に滅びる。

バベルの塔は最後に滅亡する。

 

 

2011年5月25日

 

 ホーム

ツイート

 





millnm@path.ne.jp