進化論は科学ではない


コンピュータ画像は、0101の2進法で形成される。

この画像を2進法のデータを処理して有意な物体を追加するのはきわめて難しい。

お絵かきソフトを使用すれば簡単である。

たとえば、富士山に雲を追加する場合、お絵かきソフトを使って雲を描くのは簡単である。ブラシを利用すればよい。

しかし、この画像の0101の2進法のデータを直接手を加えて、そこに雲を描くのは至難の業である。

生物の形質は、DNAの4進法のデータで成立している。

つまり、AGTCの4つの塩基の配列によって決定される。

進化論によれば、この4つの塩基の配列が、突然変異して、有意な形質が現れることがある。

この形質が持ち主を環境適者にする場合、その形質は生き残る。

たとえば、羽が生えて、それが空を飛ぶことができるようにしたら、その生物は他者よりも環境への適合力が高まるので、生存の可能性が高まり、それにより子孫が残り、その形質が永続化する。

このわずかな変異の積み重ねによってアメーバのような単純生物から、言語による意思伝達の能力を持つ人間のような生物に進化したといのが進化論による説明である。

しかし、すでに述べたように、2進法データの変化によって有意な図形を描くことはきわめて難しい。

4進法の遺伝子情報に直接変異が生じて、それが、有意な形質を形成することはさらに難しい。

そして、その変異が意思を持つ者によるのではなく、偶然によって進むとすればなおさら難しい。

富士山の画像データをランダムに変化させると、その画像データはめちゃくちゃにこそなれ、そこに雲が描かれる可能性は著しく低くなる。

同じように有意な遺伝子の塩基配列にランダムな変化を加えて、そこに有意な形質を生む配列を生じさせる可能性はそれよりもはるかに低い。

たとえば、ある遺伝子の100個の塩基の配列をランダムに変化させて、目的の形質を生み出す可能性は限りなくゼロ。

なぜならば、塩基は4種類あるので、並び方は4の100乗通りあるからである。4の100乗≒10の60乗である。

宇宙の陽子の総数は10の80乗個である。

進化論者は、46億年もの長い年月があれば、進化も可能であるというが、100個の塩基からなる遺伝子1個ですら、偶然にはできないのである。

人間の遺伝子1個には平均7500個の塩基が含まれる。

ランダムに変化させて目的の形質を成立させる確率は、4の7500乗分の1、つまり、ゼロ。

進化はあ・り・え・な・い。

再現可能性がまるでないので、進化論は科学ではない。

 

 

2016年1月20日



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