贖いを受けたクリスチャンの祈りだけが聞かれる


1.

『デイリー・ニュース』紙(2019年6月10日付)によると、今年のビルダーバーグ会議において対中政策について話し合われたようだ。


会議のもう一つの大きなテーマは「貿易や技術の面で、お互いがより強い絆で結ばれつつある世界的秩序の中で、西側と中国のイデオロギーの違いを埋めるために、いかなる和解の基礎を据えるべきか」についてであった。

中国との間に、通信網と技術の両面において分断をもたらす技術的な冷戦を作り出すことは、回避すべきであると強調された。

欧州側には、中国に対する米国の姿勢と、このような状況の中で米国の側につくことを期待する米国の姿勢にやや違和感があるようだ。

この違和感には2つの理由がある。すなわち、(1)中国との貿易関係の悪化に伴う経済面での懸念と、(2)欧州に対して関税を実施する米国が信頼できる同盟国とみなされていないという事実である。

・・・

さらに、米国は対中政策の展開に関して欧州と共通のアプローチを採用することを拒否しており、欧州と米国の間のかかる分断が中国に漁夫の利を与える恐れがあるとの指摘があった。

代わりに、技術分野で中国と競うには、共同の投資と保護を行うほうがより建設的で妥当な政策であり、現時点では、ユーロ圏の強化と資本市場同盟の構築こそがこの目的に資すると強調された。

欧州の意図は米国に追随することではなく、米国と協力することだとの発言があった。

http://www.hurriyetdailynews.com/what-was-discussed-at-the-bilderberg-meetings-analysis-144045

米国と欧州に温度差があるが、対中政策において互いに協力することが決定されたようである。

この会議には、中国のエージェントとして有名なキッシンジャーも参加したという。

時代が変わった感がある。

2.

香港デモは、中国にとって致命傷になりえる。

これまで人民元は、(1)輸出で稼いだ米ドルの備蓄と(2)香港ドルとの互換性があるから信用を維持できた。

しかし、香港デモの結果、仮に香港が中国に完全に取り込まれることになれば、香港ドルの信用が失墜する。

それに伴い、人民元の価値も暴落する。なぜならば、中国は、基軸通との互換性があった香港ドルと人民元を交換することによって外を得てきたからである。

貿易戦争により、輸出で稼げなくなっている現在の状況下で、香港という有力な金融市場を失い、人民元が暴落したら、中国経済は一巻の終わりである。

3.

香の煙は、聖徒たちの祈りとともに、御使いの手から神の御前に立ち上った。
それから、御使いは、その香炉を取り、祭壇の火でそれを満たしてから、地に投げつけた。すると、雷鳴と声といなずまと地震が起こった。(黙示録8・4-5)

香の煙は、聖徒たちの祈りの象徴である。

煙が上るように、祈りも上り、天に達する。

「御使いは、その香炉を取り、祭壇の火でそれを満たしてから、地に投げつけた」

次の公式が成り立つ。

香炉の煙(祈り) + 祭壇の火(贖い) = 雷鳴と声といなずまと地震(報復)

祈りだけでもだめ。

贖いだけでもだめ。

祈りと贖いがセットになってはじめて、神は報復を行われる。

贖いを受けたクリスチャンの祈りだけが聞かれる。

不正と悪行を積み上げた悪人への裁きは、われわれの祈りによって実現する。

中華人民共和国が滅亡するように祈ろう。

 

 

2019年6月17日



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