イエス・キリストと日本3


>許可品目に設定され、現に禁輸されたのは年月日はいつですか?

許可品目に設定されたのは1939年7月です。禁輸は1941年(昭和16年)7月から8月です。

>昭和13年には、国連で対日経済制裁が採択されていますが、国連で採択されたことを実行に移した行為に何か問題がありますか?日本は昭和13年になる前から、「日中間に戦争状態は存在しない」と公的に表明していますが、戦争状態がないと言い張っているので、中華民国を支援して問題がありますか?

アメリカは国際連盟に参加していないため、協調行動をとる根拠はありません。

>また 、日本は昭和14年の6月に英国に対して軍事行動を起こしており、米国が軍事的に支援している国に対して軍事行動を起こしたことになります。これによって集団的自衛権を行使されただけにすぎません。

対英軍事行動が何を指すのか不明ですが、米国は1935年に中立法を制定しており、集団的自衛権を主張できる立場にはありませんでした。

>なお、マッカラムメモランダムによって日本を戦争に引きずり込んだとするのがあなたの主張ですから、マッカラムメモランダムが作成されたのが日本が南方攻略を決定するよりも前でなければあなたの主張は成り立ちません。ルーズベルトが日本に攻撃を仕掛けさせるためにマッカラムメモランダムの作成を命じた日付の解る米国の公文書の名称と、日本語に訳した原文を提示してください。

私の文章をご理解されていないようなので、もう一度言います。マッコーラムメモは1940年10月7日が日付ですが、その立案をルーズベルトが命じた日は明らかにそれよりも前ですから、同年7月27日の大本営政府連絡会議決定を受けてから作られたかどうかは不明です。

しかし、内容から「積極的ではないアメリカを対独軍戦争に参戦させることを目的とした計画」であることは明らかで、そのきっかけとして「日本にハワイにおける米国の陸空海部隊への攻撃に実質的に誘導すること」が提言されていました。(「」はRobert Stinnett, Day of Deceit: The Truth About FDR and Pearl Harbor)

ルーズベルトには対独戦参加というグランドデザインがあり、その踏み台に日本を利用したことは明らかです。

スティネットは、このメモを「ルーズベルト政権は、政治公約を破ったという国民からの非難を回避しつつ合衆国を欧州戦争に引き入れるために、日本に合衆国を攻撃させるよう密かに挑発の計画を謀議した」という自身の主張を裏付けるものとして提示しています。(Wikipedia―McCollum memo)

>また、英米不可分論を理解していれば、真珠湾陰謀説は論外であることが明白です。

ルーズベルトがチャーチルの要請に応じてヨーロッパ戦線に参加しようとしていたのは事実であり、すでに述べたように、そのためにこそ、日本を踏み台にする必要があった。厭戦ムードが漂っていた米国民を奮起させるためには、日本による先制攻撃が必要であった。スティムソンによると、ルーズベルト自身が「われわれは、早ければ来週の月曜日にも無警告で攻撃されるおそれがある。・・・問題は、どうやって、われわれにそれほど大きな危難とならずに彼ら(日本人)に一発目を撃たせるかだ」と言っています。(Richard N. Current, The Mississippi Valley Historical Review Vol. 40, No. 1 (Jun., 1953), pp. 67-74)
この一言でも真珠湾陰謀説が正しいことは、明らかです。

>なお、日本は昭和12年の12月に米軍艦を撃沈しており、米国が米西戦争のときのようにその気なら、その時点で戦争をするために十分な大義名分を得ています。かなり高額の賠償金で日本は許してもらえましたがね。

パナイ号を中国船舶と誤認した事件ですよね。ちなみに、米軍はパール・ハーバーの直前日本軍の潜水艦を撃沈しています。これで、あれは奇襲攻撃ではなかったことになり、米国民に大義名分を宣伝する機会は失われます。

 

 

2018年9月1日



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