インターネットを通じて知性は訓練される



山崎正和氏「ネット時代にあっても、責任あるマスコミが権威を持つ社会にしていく必要がある」

もう一つ心配なのが、大衆社会がより悪くなることだ。ブログやツイッターの普及により、知的訓練を受けていない人が発信する楽しみを覚えた。これが新聞や本の軽視につながり、「責任を持って情報を選択する編集」が弱くなれば、国民の知的低下を招き、関心の範囲を狭くしてしまう。ネット時代にあっても、責任あるマスコミが権威を持つ社会にしていく必要がある。

2011年1月10日 読売新聞朝刊より

国民は、マスコミなんて信じていません。

裏切られてきたから。

去年の10月に4000人の尖閣デモがあったが、外国メディア以外どこも報道しなかった。

今だって、メジャーなニュースでは、外国人参政権問題を取り上げない。

今着々と、地方の議会で外国人に参政権が与えられつつある。

こういう重大な情報を飛ばしているってのは、無責任きわまりないわけで、マスコミは大衆を意図的に操作しているんじゃないかって疑いかけられても当然でしょう。

Sengoku38氏が、日本のマスコミの頭ごしにCNNに提供した。日本のマスコミが情報制限されているという事実を知っているからでしょう。CNNも発表しなかったから、しかたなくユーチューブに出した。

この事件での情報統制は、マスコミに対する国民の不信を決定づけた。

現在、庶民は、口コミに頼る以外にはなくなっている。

たしかに、インターネットで情報発信の手段が一般人に与えられたということは、功罪両面があると思う。

もちろん、偽情報に騙される可能性もある。

しかし、人間はばい菌だらけの世界に生まれてくる。そのばい菌に触れないように無菌室にずっと入れられていたら、いつまでたっても赤ちゃんは健全に育たない。

同じように、マスコミがオピニオンリーダーとして、「権威をもった編集」によって国民をリードするという無菌室体制では、健全な批判精神は日本人に根付かない。

人間は失敗して強くなる。

本当の情報収集力ってのは、アンテナを張って情報をいろんなところから集めて「ああでもない。こうでもない。」と自分の頭で総合と分析を繰り返しながらつけていくもんじゃないか?

高校生ウルトラクイズっての見て、本当にびっくりした。

高校生がなんでこんな知識を持っているの?

決勝戦なんか、本当に度肝を抜かれる。

つまり、人間の可能性ってのはすごいと気づかされる。

人間は、雑菌だらけの世界の中で宝物を見つける能力がある。

情報収集に関してもものすごい奴がいるはずだ。

いつまでもマスコミの偽情報に騙されたままじゃないだろう。

僕は山崎氏とはまったく逆に、インターネットを通じて、われわれの知性は訓練されていくのだろうと考えている。

 

 

2011年1月12日

 

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