クリスチャンの活動の基本は正しい知識である


1.

エデンの園が中腹に作られたのは、世界の階層秩序を表現するためである。

エデンの園に住むアダムは、神の副官として創造された。

会社で言えば、取締役である。

地球の運営を任されていた。

第2のアダムであるイエス・キリストは、神の命令をすべて守り、優秀な管理者に与えられる報奨を受け取った。

永遠の命と永遠の相続である。

イエス・キリストは、アダムが失敗した使命をすべて果たしたので永遠の命を獲得し、さらに、被造物を永遠に所有する権利を与えられた。

誰でもイエス・キリストを信じて、イエス・キリストの契約の中に入るものは、値なしに永遠の命と永遠の相続を獲得できる。

われわれクリスチャンは、誰でもその恩恵にあずかることができる。

われわれは、すでに成功者であり、勝ち組である。

われわれは、今、エデンの園に住んでいる。

なぜならば、入場証が与えられているので、エデンの園を守るケルビムと回る炎の剣によって阻止されないから。

ノンクリスチャンは、それを持っていないので、そこに入れない。

2.

平地を見渡す場所にあったエデンの園は、支配者の居住地区である。

クリスチャンは、世界の支配者である。

山頂には神がおられる。

つまり、神の下にあって、地上を支配できる。

だから、神と無関係に支配はできない。

支配者として自分勝手に統治すると、裁かれ、失敗する。任された領域をどんどん失うことになる。

聖書に記された神の御心を理解し、その御心のとおりに支配する人には、さらに大きな領域が任される。

これが祝福と呪いである。


見よ。私は、きょう、あなたがたの前に、祝福とのろいを置く。
もし、私が、きょう、あなたがたに命じる、あなたがたの神、主の命令に聞き従うなら、祝福を、
もし、あなたがたの神、主の命令に聞き従わず、私が、きょう、あなたがたに命じる道から離れ、あなたがたの知らなかったほかの神々に従って行くなら、のろいを与える。(申命記11・26-28)

3.

クリスチャンとは、身分が保証されている終身雇用の会社に務める支店長のようなものである。

失敗してもくびになることはないが、任された支店で勝手なことをやると左遷されたり、降格される。

うまくやれば、昇進し、さらに大きな責任を与えられ、社長になれるかもしれない。

くびになる場合もあるが、それは、会社に敵対し、会社を滅ぼそうとする人だけである。

これは、競合相手から送られたスパイである。

会社に所属し、会社のために仕事をしようとする人であれば、くびにはならない。

ペテロとユダはどちらも失敗したが、ペテロは永遠の命を受け、ユダは滅んだ。

なぜならば、ペテロはイエスを愛し、イエスのために働きたいと願っている中で弱さから失敗したが、ユダはそうではなかったからだ。

ペテロは悔い改めてイエスのもとに帰ってきたが、ユダは悔い改めて戻ることはせず自殺した。

たとえフェデラル・ヴィジョンという敵側が送り込んだ、神の国を破壊する「行為義認」の思想に騙されてそのために活動してきた人でも、悔い改めれば赦していただける。

しかし、神の国を破壊すると知りながら、この異端を信じ続け、それを喜んでいるような人には救いはない。

パウロは行為義認を唱える人は呪われるべきだと言った。

しかし、私たちであろうと、天の御使いであろうと、もし私たちが宣べ伝えた福音に反することをあなたがたに宣べ伝えるなら、その者はのろわれるべきです。
私たちが前に言ったように、今もう一度私は言います。もしだれかが、あなたがたの受けた福音に反することを、あなたがたに宣べ伝えているなら、その者はのろわれるべきです。(ガラテヤ1・8-9)

行いによって救われるという教えを信じるならば、その人はエデンの園から出たのである。

国会議員として活動する人の中で、日本のために働いている人は本当の政治家であり、日本を破壊するために働いている人はスパイであり、工作員であり、似非政治家である。

イスラエルに与えられる祝福と呪いは、「あくまでも神の国のために活動する人々」に与えられる「救いを前提とした賞罰」であり、「行うなら救われ、失敗するなら滅びる」というようなものではない。

4.

クリスチャンは、よりよい世界の支配者となるために、聖書をよく学んで、御心は何かを知るべきである。

いくら善意であっても、自分勝手な考えで支配しようとすると、徐々に影響力を失っていく。

クリスチャンの活動の基本は、正しい知識である。

 

 

2017年4月13日



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