「韓国のコントロールで統一されるべきだ」と中国高官
ウィキリークスの外交公電で判明
2010.11.30 12:35
【ワシントン=犬塚陽介】民間内部告発ウェブサイト「ウィキリークス」が公開した機密外交公電で、中国の2高官が韓国外交通商省第2次官だった千英宇氏(現大統領外交安保首席秘書官)に対し、「朝鮮半島は韓国のコントロールで統一されるべきだ」との見解を示していたことが分かった。
千氏は中国の一部指導者に「(北朝鮮には)緩衝国としての価値がない」との認識が広まっており、中国高官も「新たな現実に直面する用意がある」と語ったとしている。
千氏はスティーブンズ駐韓米大使との会談で、中国は北朝鮮の金正日総書記の死後の国家崩壊を止められないとの見解も伝達。北朝鮮は経済的に破綻(はたん)しており、金総書記の死後2〜3年で崩壊すると予測していた。
一方で、駐中国米大使館が昨年4月に送信した外交公電によると、中国は北朝鮮について「甘やかされた子供」のように振る舞い、米国の気を引こうとしていると批判。
ただ、中国は6カ国協議の中断が長期になる場合、米中朝の3国間対話などを通じて北朝鮮との協議を続ける必要があるとの認識を米国に示していたという。
http://sankei.jp.msn.com/world/china/101130/chn1011301236008-n1.htm
2010年12月1日
ホーム ツイート