12月22日には何もなかった。
地球滅亡とか終末を煽るものにはろくなものがない。
「終末がやってきて、人類は破滅の危機に立つが、キリストの再臨によって救われる」というプレ・ミレの教えもろくなものではない。
これは、「地を従えよ」との神の命令と矛盾する。
「いや、再臨のキリストが支配する千年王国時代にそれは成就するのである」とプレ・ミレは言うが、再臨の前にそれが成就しなければ、「では、いったい初臨のキリストの目的は何だったのか」ということになる。
プレ・ミレは「千年王国に支配者になる人を集めるためだ」というが、聖書は繰り返して「キリストはすでに王であり、世界の主権者である」「クリスチャンは王であり、祭司である」と述べている。
イエスは近づいて来て、彼らにこう言われた。「わたしには天においても、地においても、いっさいの権威が与えられています。(マタイ28・18)
平和の神は、すみやかに、あなたがたの足でサタンを踏み砕いてくださいます。(ローマ16・20)
しかし、あなたがたは、選ばれた種族、王である祭司、聖なる国民、神の所有とされた民です。…(1ペテロ2・9)
神が望んでおられるのは、「千年王国到来後における支配」であり、未来における勝利である、というのは間違い。
イエスは「御国が来ますように。みこころが天で行なわれるように地でも行なわれますように」(マタイ6・10)と祈れと命令された。
どこにも「ただし、それは、今の時代についてではなく、千年王国実現後だが」という文言はない。
イエスは「今、みこころが地上で実現するように祈れ」と言われたのだ。
だから、われわれは、今、世界中でみこころが実現するように祈るべきだ。
これは、中国において悪魔の所業が行われていることを黙認するな、ということ。
中国において共産主義者が支配するのではなく、神の民が支配するように祈れということだ。
日本においても、売国奴が支配するのではなく、神の法にしたがって正義と愛と平和を実現する人々―つまり聖書的クリスチャン―が支配するように祈れということだ。
祈れと命令されている以上、祈れば実現する。
神の命令なのだから、それに従うならば、ご自身の名誉にかけてそれは実現する。
だから終末なんて来るわけがないのだ。
もし来るならば、全世界がクリスチャンによって支配され、未曾有の祝福された世界に変貌してからの話だ。
法的には、キリストは「地を従えよ」の命令を成就された。
しかし、これは法的な成就である。
アパートで言えば、アパートの権利書を手に入れた段階だ。法的支配は確立した。
しかし、中に退去に従わない人々が居座っているので実質的には支配者ではない。
実質的に支配しない限り、そのアパートをつぶしてマンションを建てることはできない。
彼らを追い出して、マンションを建設できてはじめてそこを支配したことになる。
2000年前に、キリストは世界の王になられた。しかし、これは法的な支配。
教会は、キリストの体として、実際的支配を拡大しなければならない。
それが大宣教命令である。
われわれは、フリーメイソン・イルミナティの大宣教命令、つまり、バベルの塔建設と対立している。
彼らの計画を破壊しなければならない。
そして、われわれの計画を成就しなければならない。
キリストが世界を支配するまで終末は来ない。