われわれから祝福を奪う害毒


呪いはセムではなく、カナンが受けた。

その理由は、道徳的に堕落していたからである。

カナンから、ニムロデが出た。

ニムロデがバベルの塔を作り、バビロン文明を作り、フリーメイソンの神となった。


ニムロデは、フリーメイソンにおいて、ルシファー(サタン)と同一と考えられている。

W・E・リデルは、著書 'The Pickingill Papers ― The Origins of the Gardnerian Craft' (W.E. Liddell and Michael Howard. Published in 1994 by Capall Bann Publishing, ISBN 1898307105.)の中で、次のように述べた。

中世の魔女やイギリスのフリーメイソンは、ルシファーを「ニムロデ」と呼んだ。ニムロデは、天に昇ろうとした「内在神」の奮闘を表す一般的な用語である。・・・ルシファーは、ニムロデと同一と考えられる。ほとんどのフリーメイソンたちは、ニムロデとバベルの塔が[もともと]、(メイソン)クラフト神話における基本の一つであると知って驚くだろう。・・・我々の創始者であり、最高のグランド・マスターは、あの有名な[悪名高い]塔の建設者、ニムロデ王本人であると断言されている。当時の活動的メイソンたちに最初の「命令」を与えたと言われるのは、ソロモン王ではなく、ニムロデなのである。
http://www.islamicparty.com/commonsense/19mason.htm

ニムロデは、バアルという名で知られるようになり、バビロンの人々に太陽神として崇拝されるようになった。

http://www.geocities.com/Heartland/Prairie/4577/Nimrod.html

バアルは、聖書において、イスラエル人の偶像礼拝の象徴であり、モロクの別名である。

http://en.wikipedia.org/wiki/Moloch

http://www.millnm.net/cgi-bin/page.cgi?url=../qanda3/nimrod.htm

「最高のグランド・マスターは、あの有名な[悪名高い]塔の建設者、ニムロデ王本人である」。

フリーメイソンの本質とは「ニムロデの宗教」なのだ。

世界を支配する悪魔の系列は、実は、ノアの孫カナンにさかのぼる。

セムであるユダヤ人が、今日、この悪魔的活動の主役となっているのは、カナンの宗教を受け入れたからである。

これは、イエスの当時も同じである。

考えてみれば、すべての堕落の原因が「カナンを聖絶しなかった」ところにある。

イスラエルはカナンに侵攻したとき、神にカナン人を聖絶せよと命令された。

しかし、取り残した。

これは、霊的な意味において「生活の中からバビロンを除け」と同義である。

カナン人が信じていた宗教がバビロンの神バアルやモロクであったからである。

聖絶から漏れたカナン人が、イスラエルを誘惑して偶像礼拝をさせた。

それが、神のみ怒りを引き起こし、捕囚という結果に終わった。

本来祝福を受けるべきセムの子孫が、カナンと接触したために、呪いをこうむった。

「カナンに交われば、カナンになる」のである。

カナンの呪いを受け継いだ。

神の民であり、本来は祝福されて強大な権力を持つべきイスラエルが、カナンによって呪いをこうむり、捕囚にあい、イエスを殺して滅亡してしまった。

契約の民にとって、カナンがいかに危険か、聖書は教えている。

アブラハムが祝福されたのは、カナンの子孫のいたバビロンから分離したからである。

われわれの周りには、カナンの呪いがあふれている。

バビロン文明が、映画やTV、音楽、学問を通じて浸透しているからである。

それらは、われわれから祝福を奪う害毒である。

 

 

2016年2月14日



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