現代の世界情勢を黙示録13章の成就とみるとイエズス会の罠に陥る


エドワード・ヘンドリーは、ペシ・ミレ(悲観論的千年王国説)ではないと思いますが、プレテリストではないようです。

プレテリズムの立場からすると、黙示録19章までは紀元70年までの裁きを扱っており、13章の反キリストはローマ皇帝とみるべきだと思います。

現在われわれは20章以降に生きています。

となると、今の「まるで黙示録のような様相」をどう解釈するのか、という問題になるのですが、私は、20章のサタンの底知れぬところからの解放として解釈しています。

サタンが活動すると、同一の霊の活動なので、紀元1世紀と同じ様相を呈するのは当然と言えると思います。

しかし、これ(現代の世界情勢)を黙示録13章の成就だと解釈すると、「これから患難時代と再臨がある」と結論することになり、実質的にペシ・ミレになってしまいます。

これは、イエズス会のラクンザの主張に乗ることになり、敵の陣営に巻き込まれます。

あくまでも、今の世界情勢は、悪魔による失地回復の試みとして解釈すべきだと思います。

この悪魔のよみがえりは、紀元10世紀ころ、ローマ・カトリックが十字軍においてシオニスト化したことに現れていると思います。

紀元70年から紀元10世紀までは、文字通り千年なわけです。

どうも、十字軍から世界は悪魔の失地回復運動に巻き込まれたように思います。

宗教改革者は、この事象を黙示録の成就と考えたようですが、そう考えると、先に述べたように「紀元70年に再臨はあった」という事実と矛盾します。

イエスが「すぐに来る」「ここに立っている人の中で神の国が力を帯びてやってくるのを見るまで死なない人がいる」という箇所を説明できません。

現在は、紀元10世紀の十字軍及び十字軍から出たテンプル騎士団、そこから出たフリーメイソン、そして、イルミナティによるシオニスト運動を通じて進むサタンの世界征服運動の時代だと思います。

これは紀元10世紀から千年続くのでしょう。

21世紀になって彼らが911をはじめとして加速度的に陰謀を顕現化しているのは、彼らの時代が終わりに近づいているからだと思います。

 

 

2017年8月28日



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