真の社会的基礎は、三位一体の神を模範とし、神を恐れることにある
ギリシア文化は、明らかに宗教的であった。その主要な努力は、個人やその実現にではなく、むしろ都市国家及びその運命に向けられていた。体面を重んじ、その長い歴史は「恥の文化」に支配されていたので、1 古代ギリシアは、現代西洋文明というより、サムライの日本と似ていた。2
1 Eric Robertson Dodds: The Greeks and the Irrational (Boston: Beacon Press, 1957 [1951])を参照せよ。Doddsの“The Fear of Freedom(自由への恐れ)”の章(pp. 236-269)に注目。さらに、p. 31のコメント「幸せになることは危険であると人々は考えていた。」も要注目。
2 Ibid., p. 17. Doddsは、体面と公的な名誉が強調されていたことを示した。「ホメロスにとって、人間の最高善とは、静的な良心ではなく、時間と人々から尊敬を受けることを喜ぶことにあった。」
(R.J. Rushdoony, "The One and the Many", Thoburn Press, p.63.)
主は、人の行ないを喜ぶとき、その人の敵をも、その人と和らがせる。(箴言16・7)
2015年10月2日
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