紀元70年のイエスの再臨時に聖徒も随行していた


Q.「すべての聖徒たちも主とともに来る」という箇所がありますが、もしポスト・ミレが正しい場合、これは紀元70年に実現したということになります。
 
A.


山々の谷がアツァルにまで達するので、あなたがたは、わたしの山々の谷に逃げよう。ユダの王ウジヤの時、地震を避けて逃げたように、あなたがたは逃げよう。私の神、主が来られる。すべての聖徒たちも主とともに来る。(ゼカリヤ14・5)

アダムから七代目のエノクも、彼らについて預言してこう言っています。「見よ。主は千万の聖徒を引き連れて来られる。(ユダ14)

紀元70年にこの箇所は成就しました。

これらの聖徒は、旧約時代のクリスチャンです。

旧約時代におもにイスラエル人がクリスチャンになりました。

(ここでクリスチャンというのは、「来るべき約束のメシアを信じる人々」の意味)

その数は膨大でした。

イスラエル人は、海外でも伝道活動をしましたので、真のメシアを信じる人々は海外にもいたでしょう。

では、彼らはいつ主とともになったのでしょうか。

主といっしょに来るからには一緒になった時期があります。

それが、復活と昇天です。

イエスが十字架にかかられ、その後復活したときに、旧約時代の聖徒も復活しました。

彼らの一部がエルサレムに現れたと記されています。

そして、イエスの復活の後に墓から出て来て、聖都に入って多くの人に現われた。(マタイ27・53)

彼らは、その後イエスとともに昇天したのでしょう。

そして、紀元70年になるまで、天にいた。

紀元70年、イエスが旧約時代を終わらせ、イスラエルを裁くために来られたときに、彼らも同行した。

それを示す外部資料はありません。

しかし、聖書は外部資料を必要としない。

「聖書は聖書によって解釈する」のが原則ですから。

だから、われわれは、紀元70年にイエスの再臨があったときに、旧約時代のクリスチャンたちもいっしょに裁くために来たと考えるべきです。

 

 

2015年1月25日



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