人ではなく神を恐れるべきである
人生を何のために送るかはきわめて重要である。
子供が生きがいだという人がいる。
それ自体間違いではないが、子供は、神の国の兵士として育てる場合にのみ「本当の生きがい」になる。
子供そのものが、神の国建設という文脈から外れて生きがいになり、希望の星になると、すべてがおかしくなる。
子供は過剰な期待と要求に押しつぶされる。
兄弟同士で比較され、劣等感を味わったほうは、その「精神のゆがみを正す」という十字架を一生背負い続ける。
子供は神から授けられ、ゆだねられた「仕事」である。
神の国建設にとって有用な人間として育てるために与えられた。
だから「自己実現」の手段として子供を利用する親は、子供を「虐待」しているのである。
早稲田の加藤諦三教授は、子供時代、支配欲の強い親に育てられた。
どこかにレジャーに行くときは、無理にでも楽しいふりをしなければならなかった。そうしないと、後からネチネチ文句を言われた。
こういう環境で育った加藤氏は、自分の基準でものを判断し、表現できなくなったという。
いつも他人の目で自分を評価するようになった。
「人にどう思われるか」を気にした。
自信のないおどおどした少年だった。
神がいない教育では、このように人を恐れることを教えるので、たえずおびえる人間が育つ。
精神を本当に開放したいならば、神の目だけを気にする訓練をすることである。
人を恐れると、わなにはまる。
恐れた相手に悪霊が憑依するので、ますますいじめられるようになる。
「人ではなく、神を恐れなさい」との教育を普及させよう。
2013年6月13日
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