啓示の恐ろしさを知るべきだ


占いに頼る人は占いの奴隷になる。

なぜか。

占いは悪霊によるからだ。

悪霊は、われわれの人生を所有したいと考えている。

つまり、自分がその人の神になって完全にコントロールしたいと考えている。

地上に地獄を現出させるために、われわれを利用しようとしている。

霊というものをすべて信用してはならない。

聖書的な霊は神からのもの、非聖書的な霊はサタンからのもの。

今の福音派の人々は、聖書信仰が確立していない。

だから、聖書解釈に厳密さがない。

「反キリスト」を政治的支配者、ヒトラーのような政治的独裁者と考えているが、そんな箇所はどこにもない。

「いや、黙示録の666の獣は独裁者です」というか。

この「獣」と「反キリスト」を結びつける箇所があるか。

ないのだ。

聖書において「反キリスト」とは「すでにおおぜい現れている」とある。


1john: 2:18
小さい者たちよ。今は終わりの時です。あなたがたが反キリストの来ることを聞いていたとおり、今や多くの反キリストが現われています。それによって、今が終わりの時であることがわかります。
偽り者とは、イエスがキリストであることを否定する者でなくてだれでしょう。御父と御子を否認する者、それが反キリストです。(1ヨハネ2・18-22)

だから、キリストを神としない異端者たち、しかも、紀元一世紀に住んでいた人々のことを指している。

どこにも20〜21世紀のヒトラーのような独裁者と書いていない。

勝手に1ヨハネ2章の反キリストと黙示録の獣を結びつけている。

このように厳密さがない。

聖書解釈で厳密さがなければ、何が重視されるかというと、幻視とか夢とか幻聴などである。

しかし、これらが神からきているとどうして保証できるのか。

霊の世界は、きわめて微妙で、神の御霊がずっと働いていると思っていたが、いつのまにか悪霊に変わっていることがある。

だから、基準にはならない。

牧師が「〜という夢を見ました」といっても、われわれがそれを保証することはできない。

保証できるとすれば、「聖書的である」という場合だけだ。

聖書が言っていることを言うならば、100%支持できる。

われわれは、啓示の恐ろしさを知るべきだ。

 

 

2013年7月24日



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