結界と契約の民
神社に行くと、拝殿の前にしめ縄と紙垂がかかっている。
あれは結界である。
さらに聖い場所を暗示している。
このしめ縄は、雲の形をしており、紙垂は雷である。
雲から雷が鳴っている姿を模している。
出エジプト記において、十戒が与えられるときに、ホレブの山に雷がなり、暗雲が立ち込めた。
モーセは、民にそこに近づくなと命令した。
雲と雷は、結界を作った。
聖所と至聖所の間の結界は、カーテンであった。
カーテンにはケルビムが織り込まれていた。
カーテンの厚さは1メートルあったと言われている。
神社にいる鳩は、羽を持つ天使ケルビムをあらわす。
鳥居は、御神域を守る鳥が居て入る人をチェックするところ。
結界は、鳥によって作られている。
出エジプトの際に、家の門の鴨居と門柱に犠牲の羊の血を塗れと命令された。
ジョン・D・ガール博士によると、そこからしたたり落ちる血が下にたまり、上下右左に血があり、家の入口が血で囲われたという。
神社では、茅の輪くぐりという厄払いの儀式がある。
鳥居にくくりつけられた茅の輪をくぐるのである。
茅の輪=血の輪と読めば、この出エジプトの箇所と通じる。
イスラエル人が血の門をくぐって救われたことをこの儀式は示しているのではないか。
血をくぐって救われる。
これは、紅海をわたった記事に現れている。
イスラエルの民は、紅い海をくぐったのである。
だから、紅海は、結界であり、エジプトという俗界と聖地パレスチナを分けたのである。
赤い鳥居は、血の結界である。
伊勢では、家の門口に「蘇民将来の子孫なり」との札がかかげられているという。
出エジプト記とそっくりな蘇民将来の物語では、茅の輪を腰に巻けとある。
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相撲のまわしは、茅の輪なのだろう。
だから、力士は蘇民将来であり、贖われた民を示す。
土俵入りでは、東西の三役の並び方が、それぞれ三角形で、あわせると六芒星になる。
西は
〇
〇
〇
東は
〇
〇
〇
六芒星は、契約の民の象徴である。
イスラエルには、西のイスラエルと東のイスラエルがあるということだろう。
それが、合体したときに、本当の契約の民が完成することを示しているのだろう。
血は結界であり、契約の民を示す。
2014年11月29日
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