http://maps.grida.no/go/graphic/trends-in-natural-disasters
イエスがオリーブ山ですわっておられると、弟子たちが、ひそかにみもとに来て言った。「お話しください。いつ、そのようなことが起こるのでしょう。あなたの来られる時や世(原語では、アイオーン=「時代」)の終わりには、どんな前兆があるのでしょう。」
そこで、イエスは彼らに答えて言われた。「人に惑わされないように気をつけなさい。
わたしの名を名のる者が大ぜい現われ、『私こそキリストだ。』と言って、多くの人を惑わすでしょう。
また、戦争のことや、戦争のうわさを聞くでしょうが、気をつけて、あわてないようにしなさい。これらは必ず起こることです。しかし、終わりが来たのではありません。
民族は民族に、国は国に敵対して立ち上がり、方々にききんと地震が起こります。
しかし、そのようなことはみな、産みの苦しみの初めなのです。
(マタイ24・1-8)
ききんや地震。
これら自然災害の増加は、時代の終末の前兆である。
マタイ24章では、「これらの前兆がすべて起こらない限り、この時代は過ぎ去らない」とあるので、ここで述べられている前兆は紀元70年(神殿崩壊)の前に起きた。
だから、この箇所は、21世紀の現在に関する預言ではない。
しかし、聖書の出来事は一つのモデルであるから、時代の変革の時期に同じようなことが起きる。
私は、今の時代は、きわめて重大な変化の時期であり、それは、至福千年期の始まりであると考えている。
1996年は、イエスの誕生から数えて2000年になる。
あの年から、大きな変化が始まった。
おそらく、1000年+1000年+1000年=3000年というのが新約時代における神のタイムテーブルなのだろう。
旧約時代は、
アダムからノアまで1000年
ノアからアブラハムまで1000年
アブラハムからダビデまで1000年
ダビデからキリストまで1000年
合計で4000年。
旧約時代4000年+新約時代3000年=全歴史7000年
だから、最後の1000年は、安息の千年だろう。
安息の千年に入る大きな変わり目が今なのだ。
戦争のうわさや、国々の敵対、戦争、迫害が自然災害に続く。
アブラハムからキリストまでが2000年で、イスラエルへの祝福の時代。
キリストから現在まで2000年は、異邦人への祝福の時代。
これから始まる最後の1000年はイスラエルと異邦人の合同の時代。
全人類に祝福が及ぶ時代。
福音が全世界を巻き込むだろう。
聖霊の祝福が世界に及ぶ。
そして、千年期の最後に再臨がある。
今、再建主義(ラッシュドゥーニーとグレッグ・バーンセン)が律法を回復したのは、異邦人の時代が終わったからだ。
異邦人のキリスト教は、自然法に基づいていた。
その根底には、ギリシア思想があった。
ギリシア思想と聖書の教えの融合の時代。
つまり、穢れが残っていた。
しかし、これからは神の法による統治の時代になるだろう。
世界の諸民族が聖書律法に基づいて憲法を制定し、国法を定めるだろう。
諸国民が従順になるならば、世界に驚くべき祝福が訪れるだろう。
しかし、従順になるためには、手痛いダメージを受ける必要がある。
自然法やら相対主義やらでは祝福はありえない。
今、人々が聖書から離れようとしている。
日本のTVには同性愛者があふれている。
このような時代は、壊滅の悲劇にふさわしい。
ソドムやゴモラがそうであったように。
ノアの時代がそうであったように。
人類が神からいかに離れようとも、この歴史を支配しておられるのは神だから、強引にでも正しい道に連れ戻される。
祝福の前には聖めが必要だ。
われわれは、聖められている。
悔い改めず、かえって心をかたくなにするならば、世界は文字通り壊滅的な打撃を受ける。