職人の文化がない国が繁栄することは絶対にない


ものづくりができないというのは、貿易で外貨を稼がなければ生きていけない現代の市場経済においては致命的。
なぜならば、売るべきものがないから。
中国はものづくりの伝統がないままに市場に参戦した。
外貨をどうやって稼ごうとしたのか。
外資を呼び込んで工場を作らせることによって。
作ったものを売って、外貨を稼ぎ、原料や工業製品を買った。
しかし、賃金が上昇すると、外資にとって魅力はなくなった。
外資が中国から逃げると、残ったのは、ものづくりのできない4流企業だけ。
売るものがなくなる。
外貨が減る。
輸入ができない。
原料が買えない。
ものがつくれない。
外貨が減る。
輸入ができない。
原料が買えない。
ものがつくれない。
・・・

結局、国内で一流品を作るための職人の文化がない国が繁栄することは絶対にない。

 

 

2015年6月6日



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