人間の反聖書的試みは失敗に終わるだろう
パナマ文書の一件は、祈りの成果だと思う。
われわれはずっと「闇の勢力の実体を暴露してください」と祈ってきた。
累進課税制度には裏があったということだ。
つまり、われわれは「金持ちほど税率が上がる」と信じてきたのだが、抜け穴が用意されていたわけだ。
結局、租税回避が違法でなければ、累進課税制度は有名無実。なんの意味もない。
この世界は、金持ちたちが人々から搾取してますます金持ちになるように仕組まれている。
こんな制度ならば、聖書の規定どおり、一律10パーセント未満にして、租税回避しなくてもいいようにしたほうがましだ。
だいたい、法人税40パーセントの税率って何?
むちゃくちゃ。
税率がこれだけ高いと、租税回避に走るのも無理はない。
つまり、「共産主義福祉国家の実験は失敗した」ということ。
国家に与えられている、「金持ちから多くふんだくり取って、貧乏人に分けるという所得再配分機能」は、うまく作動しないということが明らかになった。
私は、国家は、一つの有機体だと考える。
それゆえ、一部が豊かになってほかはどうでもいい、というような経済は間違いだと思う。
このような政策を続ければ、国家は解体せざるをえない。
(新自由主義を推し進めるイルミナティは、国家の中に格差を作って、国家解体を助長しているのではないか。)
しかし、国家による過剰な再分配は経済の停滞を生む。
福祉のために消費税を取って充当するとか、本末転倒。
こんな政策がうまく行くはずがない。
企業活動を妨害する重税をやめ、過剰な福祉をやめる以外に方法はない。
生産的な人をいじめ、システムに乗っかってうまい汁を吸おうとする人間を支援するこの体制をストップするしかない。
結局、人間の反聖書的試みは失敗に終わるだろう。
2016年5月5日
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