健全さを忌避する時代2


ZOOの有名な曲。EXILE版よりはるかに活気があって質が高い。

http://www.youtube.com/watch?v=J7tVohiUcLM&feature=related

日本がバブルに酔いしれていた頃。

しかし、破局はすでに始まっていた。

1990年、再建主義が「危険な教え」として福音派の代表的な教会から追い出された。

「裁きは神の家から始まる」のとおり、激震はまず教会を襲う。

なぜこの教会がわれわれを危険と判断したかというと、「律法を現代に適用すべきだ」としたから。

おいおい、「律法を現代に適用すべきだ」としたのは、再建主義ではなく、カルヴァンからだ。

カルヴァンの申命記講解を読みたまえ。

十戒だけではなく、判例法まで適用対象としている。

だから、われわれは、意味なく追放された。

単に、教会側が教理史について無知なために起こったトンデモ裁判だった。

当時「危険」とされたこのセオノミーという教えも、今では、アメリカにおいて8千万の福音派のクリスチャンによって政治に適用されつつある。

さあ、われわれのことを再評価するか。

日本の福音派も同じように政治や経済に律法を適用しようとするなら、まずやることがあるだろう。

われわれに謝罪することだ。

まあ、われわれは、謝罪が必要なのではない。

謝罪されても何も得はないから。

ただ、はっきりと白黒つけてほしい。

そうしないと、今だにわれわれを危険視する人々があとを絶たず、迷惑を被り続ける。

しっかりと「再建主義は危険思想ではありません。歴史的に正統派を形成してきたのはこの教えでした」と表明してほしい。

われわれが当時主張して「ありえない」と一蹴されたポスト・ミレですら、今カリスマ派の半分を占める新使徒的改革運動が採用し、メジャーになった。

われわれは、20年先を行っていたのだ。

時代を切り開いたというだけで、危険でも異端でもなんでもない。

 

 

2012年5月15日

 

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