彌永 信美 著『幻想の東洋─オリエンタリズムの系譜』(筑摩書房)に興味深い一文がある。
http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480089441/
あるいはまた、一五四九年一月、マラッカでフランシスコ・ザビエルと出会った日本人ヤジロウの口述に基づいた、ヨーロッパで最初の「日本事情報告書」がローマに送られると、それを読んだフランスの神秘家ギヨーム・ポステルは、ヤジロウの語る日本の宗教の中に真正のキリスト教が隠されていることを読み取り、その宗教の「シアカ」と呼ばれる教祖が、イエス・キリストその人にほかならないことを確信した。なぜなら、「世の終りがまさに到来するこの時にあって、神は、その御名と教義、儀式が『名ばかり』のものとなって残されている西の果ての民に、御名は忘れられても、生活そのものの中にその真実の教えが生きつづけている東の果ての民を、模範として示し給うた〔から〕である。『かくのごとくに彼らを配[あしら]うこと』が、神の測り知れない御意志だったのであり、それを読み解くことが、『第二のアダム』たるポステルに、永遠の昔から定められた使命だったのである」【第十六章、および p. 356.】。
http://www.millnm.net/qanda3/41Jh35FdUl6og19302.htm
実際に日本に行ったわけでもないのに文章だけで、日本人の中に生活に根ざしたキリスト教があると看破するとは、ギヨーム・ポステルの慧眼に感服します。
日本は、紀元70年のイエスの再臨の際に、2つに分けられた(マタイ25章)イスラエルのクリスチャン・ユダヤ人(羊系ユダヤ人)が移り住んだ場所であるということが明らかになれば、なぜ普通の日本人が生活の中においてキリスト教を実践しているかが分かるでしょう。
「シアカ」が何を指すか不明です。
天照大神のことか。
2011年の東日本大震災において、日本人のクリスチャン的な振る舞いを見て、世界の人々は、驚きました。
津波で流された金庫が盗まれずに手元に戻る。
暴動や略奪が起きない。整然と行動する。助け合う。
復旧が速やかに行われる。
空海が20年ほどを予定していた留学を2年で切り上げて帰国したのは、密教の教師恵果から「密教の本場は日本だから帰国して日本のために働け。それは聖徳太子に受け継がれている」という趣旨のことを言われたから。
空海は恵果から洗礼(灌頂)を受ける。
聖徳太子のころまで日本はキリスト教だったのでしょう。
大迫害が起きて、キリスト教は裏に回った。
普段から電話でいろいろ教えていただいた島茂人氏(飛鳥昭雄氏の共著者)によると、各神社などからキリスト教の文物が徹底して排除されたという。
八咫烏だけがそれを受け継いできた。
表面的には、多神教になった。
しかし、時が来たので、日本文化の本質が次第に暴露されるようになった。
日本文化の本質はキリスト教であり、それが常識になるときが来るでしょう。