プロテスタントにおいても聖書は隠されてきた
<TT様>
ローマカトリックが理性を堕落の影響外と見ていたことを思い出しました。バチカン写本はグノーシス写本なので、そういう影響があるのかもしれませんね。グノーシスの観点から聖書を改ざんしてバチカン写本などができたと見るのが正しいのでしょうね。
福音派がグノーシス的なのは、神学的にGバーンセンまで行き着いていないからかもしれませんが、霊肉二元論の影響が強いのは、バチカン写本90%、シナイ写本7%の聖書を使っているためなのかなとも思います。
ローマカトリックはあるときからフリーメーソンの支配下に置かれるようになりましたが、そもそもコンスタンティヌス帝の時代からグノーシス聖書を使っているんですよね。グノーシスと闘わなかったから徹底したグノーシスの支配下に置かれてしまったということですか。
<tomi>
そうだと思います。
『天使と悪魔』という映画を見ました。
カトリックとイルミナティの対立として描いていましたが、カトリックはすでにイルミナティに毒されており、一説によると、バチカンの地下に悪魔礼拝場があるといいます。
あの映画は、視聴者の誘導に思えました。
カトリックをイルミナティと無縁と見せかけるための。
<TT様>
世界大戦の爆撃で教会が破壊されて、壊れた祭壇の下から悪魔礼拝の祭壇が出てきた教会が多数あったとフリッツ・スプリングマイヤーが言っていますが、それはプロテスタントも含めてでしょうか?
<tomi>
そうかもしれません。
とにかく、イルミナティはあらゆる組織に入り込みましたので。
コンスタンティヌスのときは、たしかビザンチンだったと思います。
1400年の間ビザンチンが使用されていたというのは確実らしい。
それに、コンスタンティヌス以前の400年間もビザンチンが使われていたと、ビザンチン学派は主張しています。
初代教父は、マジョリティ・テキストから引用しています。
ですから、1800年もの間、教会はマジョリティ・テキスト(ビザンチン)を使用してきた。
<TT様>
1400年間、使われていたのはどこですか?
かなり早い時期にバチカン写本からウルガタ訳が作られ、それをずっと使ってましたよね?
<tomi>
そうですね。
<TT様>
4世紀よりも古い教父がマジョリティ(ビザンチン)を引用しているのだから、4世紀にテキストが改ざんされてマジョリティが作られたという改ざん説(ビザンチンまたはマジョリティ・テキストが互いに似通っているのは4世紀に大規模な改ざんが行われたからだという説)は完全に破綻していますね。
<tomi>
そうです。
これは、最近David Brown Ph.Dが発見しました。
<TT様>
2世紀のパピルスもマジョリティが優勢、しかも1世紀の写本が見つかって、それもマジョリティだった。これでネストレはアウトにならなければおかしいです。
<tomi>
そうですね。ネストレは完全に敗北した。
<TT様>
これだけ証拠が揃っても聖書を変えようとしないのだから、もはや内部からの改革は難しいですね。
<tomi>
そうです。もう劣化が起きている。
<TT様>
私は、仏教界にこのネタを売ってキリスト教を思いっきりバカにしてもらうといった手でも使わないと、動かないのではないかと考えています。
<tomi>
そうですね。ただ、仏教界は、正典にそれほど固執しないのではないでしょうか。そもそも正典もないですし。
<TT様>
「正典を大事にしているはずのキリスト教がこのザマだ」と嘲笑するのです。
<tomi>そうですね。
<TT様>
外圧がかかるともしかしたら動くのかもしれません。
<tomi>
最近の政治家を見ていると、国民を馬鹿にするのに慣れてしまって、相当なダメージを与えないと目が覚めない。それと似ていると思います。
一番きくのは、人が減って、食っていけなくなること。
実際、今の教会は滅亡寸前です。
<TT様>
もはや、「聖書の写本はこんなに一致しているんですよ」という話は、ネストレに立っていれば使えないはずなのに、初心者にはそういう話をしてもいいのだそうです。
うそも方便です。
なんだか、聖書を民衆に与えなかったローマカトリックに似ています。
信徒をバカにしている。
<tomi>
そういえば、バチカンかシナイのいずれかは、バチカンの倉庫の奥深くに眠っていて、特別の許可がなければ見ることができないものだったらしいです。
<TT様>バチカンですね。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%81%E3%82%AB%E3%83%B3%E5%86%99%E6%9C%AC
<tomi>これが、すでに「汎用性」のない「エソテリック(神秘的)」な臭いがします。
<TT様>なんとかいう写本学者が数時間だけ見ることを許された。
<tomi>
そうですか。ひどいですね。
<TT様>
コピーすることは許されなかったとあります。
<tomi>
そうですか。
<TT様>昔の話ですが。昔といっても近代。
胡散臭い写本ですね。
<tomi>
『天使と悪魔』にもその倉庫のシーンがあります。
<TT様>その映画は一度見てみたいですね。
<tomi>カトリックの内部を知るには、興味深い映画です。
それだけ利用されてこなかったということは、クリスチャンに無視されていた、つまり、聖霊の働きがなかったものと言えます。
<TT様>
カトリックの上層部は確信犯ですね。
プロテスタントの上層部がそうなっていないとは信じがたい。
<tomi>
やはりロヨラが、アランブラドス(英語でイルミナティ)の会員で、グノーシスだったというのが決定的です。イエズス会を通じて、カトリックがイルミナティ化され、ウェストコットとホートの聖書と、ロスチャイルドの弟子バルフォアの世界統一宗教運動によってプロテスタントも巻き込まれたとみるべきでしょう。
2012年7月21日
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