科学的立場からのダーウィン進化論への異議(転載)
「われわれは、ランダムな変異と自然選択によって、生命の複雑さを説明することができるという主張を疑問とする。ダーウィン理論の証拠を注意深く吟味してみることが要求される。」
過去数十年の間に、宇宙論、物理学、生物学、「人工頭脳」研究といった多くの分野からの新しい科学的証拠によって、科学者たちは、ダーウィニズムの中心教義である自然選択に疑念をもち、その証拠とされるものをより詳細に調べてみるようになった。
にもかかわらず、公共テレビの番組や、教育方針の文言や、科学教科書は次のように主張している――(1)知られているすべての証拠が、生物の複雑性についてのダーウィンの説明を裏書きしている。(2)世界のほとんどすべての科学者がダーウィニズムを真理と考えている。
このリストに名を連ねる科学者たちは、(1)の主張に異議を唱え、(2)の主張を否定する生き証人となっている。ディスカヴァリー・インスティテュートが2001年にこのリストを公表して以来、何百人もの科学者が勇気をもって進んでここに署名をしてきた。
このリストは拡大しつつあり、米国科学アカデミー、ロシア、ハンガリー、チェコの各国立アカデミー、またエール、プリンストン、スタンフォード、MIT(マサチューセッツ工科大学),カリフォルニア大学バークレー校、UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)、その他の大学の科学者たちが署名している。
「科学的立場からのダーウィン進化論への異議」声明文:
「われわれは、ランダムな変異と自然選択によって、生命の複雑さを説明することができるという主張を疑問とする。ダーウィン理論の証拠を注意深く吟味してみることが要求される。」
「ダーウィンへの異議」リストのPDF版をダウンロードするには、ここをクリック。
「ダーウィンへの異議」リストにあなたの名前を載せるにはどうすればよいかは、ここをクリック。
この声明文に署名するための条件:
「科学的立場からのダーウィン進化論への異議」リストの署名者は、生物学、化学、数学、工学、コンピューター科学、またはその他の自然科学分野におけるPh.D.(博士号)をもっているか、M.D.(医学博士号)をもち、医学教授をしている人でなければならない。また署名者は、上記の声明文に同意する人でなければならない。もしあなたがこれらの規準を満たしておられるならば、この声明への署名を考慮してくださるようお願いします。下の各項目を、contact@Dissentfromdarwin.comへEメールしてください。
1.あなたの名前(表記してほしい形で)
2.学位(分野と大学を含む。例:Ph.D. in molecular biology, University of Pennsylvania)
3.現在の地位(例:Professor of Astronomy, University of Washington, あるいは research scientist, XYZ Corporationなど)――現在あなたが企業で働いているなら、あなたの地位でなく学位が表記されます。
4.コメント――もしよければ、なぜあなたはダーウィニズムを信じないのか簡単に述べてください。
よくある質問:
1)「科学的立場からのダーウィン進化論への異議」声明とは何ですか?
「科学的立場からのダーウィン進化論への異議」とは、ネオダーウィニズムの、ランダムな変異に働きかける自然選択が生命の複雑さの発達の主たるメカニズムだという、中心的主張に対する疑念を表明する、科学者による短い公的な声明です。全文は次の通りです――「われわれは、ランダムな変異と自然選択によって生命の複雑さを説明することができるという主張を疑問とする。ダーウィン理論の証拠を注意深く吟味してみることが要求される」。この声明文に署名した著名な科学者の中には、進化生物学者で教科書著者のStanley Salthe博士、ジョージア大学の量子化学者Henry Schaefer、米国科学アカデミー会員のPhilip Skell、米国科学振興協会フェローのLyle Jensen、ロシア自然科学アカデミーの発生学者Lev Beloussov、Rivista di Biologia/ Biology Forumの名誉編集者で、抗生物質ペニシリン、ストレプトマイシンを生産する菌株の遺伝子組み換えを発見した遺伝学者Giuseppe Sermontiなどが含まれています。
2) この声明はいつ、また、なぜ発案されたのですか?
この声明は2001年、信頼すべき科学者でネオダーウィニズムを疑う者はいないという喧伝された主張に対して、ディスカヴァリー・インスティテュートによって起草され、流布するようになったものです。ディスカヴァリーは引き続いてNew York Review of Booksやその他の所に広告を出し、ネオダーウィニズムへの科学的立場からの疑義を、自ら進んで表明する100人以上の科学者の名を公表しました。2001年以来、この声明の署名者は、合衆国と世界各地を合わせて700名以上の科学者に達しました。 3) この声明に署名することができるのは、どういう人ですか?
「科学的立場からのダーウィン進化論への異議」に署名する人は、生物学、化学、数学、工学、コンピューター科学、その他の自然科学分野のPh.D.をもつか、M.D.をもち医学教授をしている人でなければなりません。署名者はまた、上記の声明文に同意する人でなければなりません。もしあなたがこれらの規準を満たしていれば、この声明に署名してくださるようにご考慮を願います。Eメール先は contact@Dissentfromdarwin.com.
です。 もしあなたがダーウィン進化論に疑義をもつ医者であられるなら、インターネットサイトPhysicians and Surgeons for Scientific Integrity www.doctorsdoubtingdarwin.com を訪ね、ダーウィニズムを疑問とする医者たちによる声明に参加してください。
4) このような声明がなぜ必要なのですか?
近年、一部の現代ダーウィン理論支持者が、ネオダーウィニズムを科学的に批判する者の存在を否定し、ネオダーウィニズムを是としまた非とする科学的証拠に関する公開討論をやめさせようと、結託して運動しています。「科学的立場からのダーウィン進化論への異議」声明が必要なのは、現代のダーウィン理論に関する証拠を公開で吟味することを支持する科学者、また果たしてネオダーウィニズムが自然界の複雑性と多様性を、満足のいくように説明できるかどうかを疑う科学者が存在することを示すことによって、一般の思い込みを是正するためです。
5)「科学的立場からのダーウィン進化論への異議」に署名することによって、署名者は、自己組織化とか、構造主義とか、インテリジェント・デザインといった代替理論を支持することになるのではありませんか?
いいえ、そういうことはありません。この声明に署名することによって、科学者は単に、書かれた通りの声明文に同意するだけです。声明に署名することは、どんな他の科学理論への同意も不同意も意味するものではありません。それはただ、現代ダーウィン理論の中心的主張である、自然選択がランダムな変異に働きかけることが生命の複雑さの背後にある推進力だとする考えに対する、疑念を意味するだけです。声明への署名はもう一つ、ダーウィン理論の証拠を注意深く調べる必要があることの支持を意味します。
6)「科学的立場からのダーウィン進化論への異議」は政治的な意味をもちませんか?
いいえ。それはネオダーウィニズムに関する科学的証拠の査定と、現代ダーウィン理論の証拠の注意深い吟味が必要であることの確認に関する、科学者によるプロフェッショナルな声明です。
7) ネオダーウィニズムに疑いをもつ信用すべき科学者はいますか?
はい。「科学的立場からのダーウィン進化論への異議」の署名者は、生物学、物理学、化学、数学、医学、コンピューター科学、その他関連の分野の博士号保持者で、オックスフォード、ケンブリッジ、ハーヴァード、ダートマス、ラトガーズ各大学や研究所、シカゴ大学、スタンフォード、カリフォルニア大学バークレー校などで学位を取得しています。またその多くは、ケンブリッジ、プリンストン、MIT(マサチューセッツ工科大学),UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)、ペンシルヴェニア大学、ジョージア大学、トゥーレン大学、モスコウ州立大学、千歳科学技術大学、ベングリオン大学(イスラエル)など主要大学や研究機関の教授あるいは研究者です。
http://www.dissentfromdarwin.org/about_jpn.php
2011年2月13日
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