政府は借金を減らすために金を使え!


http://www.newsweekjapan.jp/foreignpolicy/2010/11/post-197.php

ニューズウィークの「日本終末ウォッチ」。

日本はもうおしまいだといわんばかりの記事がならぶ。

反日雑誌?

日本の財政赤字だけを見て、ギリシャと同じ状況と見るのは、ウォール・ストリート・ジャーナルと同じ。一種の洗脳。

日本の財政赤字は、国内の金融機関による国債によるわけでしょう。

どうして銀行が国債を買うかというと、三橋氏によると、銀行に預金が集まっているのに、貸し出す企業がないから。

利益を取るために国債を買わざるを得なくなっている。

じゃあなぜ企業が借りないかというと、景気が悪いから。

景気がなぜ悪いかというとデフレだから。

国債発行で政府がどんどん借金を積み上げている原因は、景気が悪くて貸出先を確保できない銀行を救うためだ。

つまり、本来ならば、銀行にとっては、一般の企業が客先なはずなのに、今は政府が客先になっているということ。

資金調達すべきなのは企業なのに、政府が代わりにやってあげていると。

ならば、政府は企業の総元締めみたいな役割をして、仕事を作るべきじゃないだろうか?

デフレ環境下で一般企業はリスクを回避しているから、政府が代わりにリスクを背負って事業を作り出すしかないでしょう。

三橋氏の言われるように、国家的事業を作り出す。リニアで主要都市を結ぶ。

子供手当てのような使い方は、ばら撒きだから、貯蓄を増やすだけ。

ますます銀行は苦しくなって、国債を買うようになる。

悪循環は続く。

政府は、貯蓄に回らないような予算の使い方をしないといけないのだろう。

緊縮財政で、予算を削れば削るほどお金が回らなくなり、それだけ銀行が国債に頼ることになる。

だから、パラドックス的だが、今は、

借金を減らすために、金を使え!ということだ。

借金を減らすために、所得税を減税しろ、ということだ。

法人税減税などは、法人税を納めていない中小企業には意味がないそうだ。

中小企業を助けるような減税をしたらいいと思う。

それから、くだらない消費税とかその他の個人から金を奪うような相続税やら自動車税とか。

個人や企業の資産を奪うような税金を減らして、市場に金を回すことが最終的には政府の借金も減らしていくことになる。

そういうことなのではないのだろうか。

 

 

2011年1月13日

 

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