軍をコントロールできていないトランプ


1.

P・C・ロバーツによると、トランプの意向に反して、国防総省がロシアとの対決姿勢を深め、シリア情勢に積極的にかかわろうとしている、という。

”米国とロシアの関係改善とイスラム教諸国への軍事作戦の中止を希望するトランプル大統領が、ペンタゴンに脅かされている。

欧州連合(EU)の米軍司令官ベン・ホッジス(Ben Hodges)将軍は、ポーランドのロシア国境に戦車を配備し、一斉射撃を行った。将軍によれば、これは、ロシアへのメッセージであって、訓練ではない。

欧州米軍司令官が、言葉と行動でロシアを脅かしているのに、トランプはどうやってロシアとの関係を正常化するのだろうか。

さらに、ペンタゴンのスポークスマン、ジョン・ドリアン大佐によると、ペンタゴンはシリアの「穏健派反政府勢力」に装甲車を送った。 ロシアとシリアがISISとの戦いで勝利を収めることを妨害できないため、ペンタゴンは平和交渉の成立を妨害するために忙しく働いている。

軍公安複合体は、下院と上院に送り込んだ自らの傀儡を利用し、イランとの間に新たな紛争を生み出し、中国に対して威嚇を続けている。

トランプが、核兵器保有国との和平及び他国の問題への干渉の停止という、自らの計画における核心部分をコントロールできていないのは、明らかである。”
https://www.lewrockwell.com/2017/02/paul-craig-roberts/trump-subverted/

2.

さらに、ロバーツはこのように言う。

"中国が台頭しつつある。堕落し、人間らしさを失った西側は没落する。西側に組する諸国は経済的・政治的に利用される。彼らは属国になる。例外はない。"

西側の知識人は、どうして中国が見えないかね。

中国は西側以上に「堕落し、人間らしさを失っ」ている。

西側は終わった、これからはアジアの時代だ、ならわかる。

アジアにいる人は、みんな中国がなにものか知っている。

 

 

2017年2月2日



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