進化論を捨てない限り日本の再生はありえない


日本人は、GHQによって教育勅語を廃棄され、日教組の左翼教育を受けてきた。

この左翼教育の恐ろしさは、仙谷由人やホリエモンなる異形を見ればわかる。

売国でも外患誘致でも平気でできる人間だ。このような人間が社会の隅々にいきわたり、戦前の教育を受けた人々が他界する中で社会をコントロールしはじめた。

左翼教育は、無神論に基づいている。左翼思想の基本である共産主義が無神論だからだ。

そして、その無神論というものの土台の一つが進化論である。

宇宙や生物が偶然に誕生した。神も仏も関係ない。となると、必然的に道徳も相対的で、時代とともに善悪が変わるということになる。

世界観は、認識論、存在論、倫理の3つの要素から成立するが、この3つの要素は互いに不可避的に作用しあう。

つまり、「神も仏もない」という存在論を信じれば、「じゃあ、普遍的な道徳は存在しない」ということになる。

だから、進化論について考えなおすことは非常に重要であり、このまま日本が進化論を教育し続ければ、社会にどんどんモンスターが現れて、国の秩序の崩壊を加速させることになる。

進化論は、確率的に不可能である。たとえば、光合成のシステムの成立について考えよう。

(1)
光合成は光化学反応とカルビン回路の2つの段階に大別される。

光化学反応は光エネルギーからNADPHとATPを合成する過程で、カルビン回路はNADPHとATPを使ってCO2とH2Oから糖を合成する過程である。

光合成進化の過程で、光化学反応だけが成立してもだめで、カルビン回路だけが成立してもだめ。

光化学反応だけが成立して、NADPHとATPができても、カルビン回路がなければ、糖は合成されない。

カルビン回路だけができても、光化学反応によりNADPHとATPがなければ糖の合成は進まない。

つまり、両方同時に存在していなければ、光合成の機能は無用である。無用ということは、その機能は退化するはずである。

だから、光合成進化は、一挙にこの2つのシステムが同時に成立しなければならない。

そんなこと可能だろうか?

2つ同時に?1つだけでも難しいのに。

カルビン回路だけを見よう。次の図は、この回路の全過程である。
http://www.millnm.net/qanda3/Calvin_cycle.jpg

この反応は、次を含む13種類の酵素によって進むという。

リブロースビスリン酸カルボキシラーゼ (RubisCO)
ホスホグリセレートキナーゼ
グリセルアルデヒド-3-リン酸デヒドロゲナーゼ
グリセルアルデヒド-3-リン酸:セドヘプツロース7-リン酸トランスケトラーゼ
トリオースリン酸イソメラーゼ
グリセルアルデヒド-3-リン酸:ジヒドロキシアセトンリン酸アルドラーゼ
グリセルアルデヒド-3-リン酸フルクトース-6-リン酸トランスケトラーゼ
ジヒドロキシアセトンリン酸:エリトロース-4-リン酸アルドラーゼ
セドヘプツロースビスホスファターゼ
リボース-5-リン酸イソメラーゼ
キシルロース-5-リン酸エピメラーゼ
5-ホスホリブロキナーゼ

この酵素を生物が獲得する過程も進化によったのだろうか。

酵素がなければ反応も進まないわけだ。

反応が進まなければ、回路は中途半端で途切れてしまい、目的の糖は得られない。

糖が得られなければ生物の環境適応能力はアップしないのだから、この光合成のシステムは無用になる。すると、退化する。

光合成は進化の途中で消えてしまう。

ということは、これらの13種類の酵素は一挙に獲得されなければならないわけだ。

そんなことある?

そもそも、この酵素による12段階の反応は、1段階ずつ進化したわけではないだろう。

1段階ずつできても、糖が得られなければ無意味だから。

だから、このカルビン回路というものは、突如として一挙に成立しなければ無用になる。

光化学反応とカルビン回路のいずれも突如として完成された形で出現することを信じなければ進化論は成立しない。

これは一種の信仰であり、科学とは言えないと思う。

(2)
酵素を構成する最小のたんぱく質が偶然に成立する確率は、20^100(20の100乗)=10^130分の1である。

なぜならば、最小のたんぱく質は100個のアミノ酸からできているが、アミノ酸の種類は20あるから。

宇宙全体の陽子の数が10^80個であるから、10^130分の1という確率がいかにありえないか。

チャールズ・ユージン・ガイ博士は、原子がランダムに集まって、最少の原子(炭素、水素、窒素、酸素)からなるたんぱく質分子1個を作る確率を計算した。注意していただきたいのは、博士は、92元素全部の成立や生命の誕生の確率についてではなく、「単一のたんぱく質分子」の成立についてだけ計算したのである。

その結果、偶然の作用によって、たんぱく質分子1個が生まれるのに必要な原子の集合は、その中心から出発した光が10の82乗年かかってやっと表面にたどりつくほど巨大な球体になったという。しかし、現在の推定では、宇宙の大きさは、半径10の9乗光年である。

地球の大きさの天体において、偶然にたんぱく質分子1個ができることを期待すると、10の243乗年かかるという。地球の年齢は、10の9乗年といわれているので、生物の進化の動因を偶然に求めることがいかに愚かかがわかる(Lecomte du Nouy, Human Destiny (New York: Longmans, Green, 1947), p. 34; cited ibid., p. 375.)。

かくして、進化論は科学としては成立しない学問である。

日本を再生させるには、進化論を捨てて、普遍的な道徳を教える教育を復活させなければならない。

 

 

2011年2月13日

 

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