日本人はもともとクリスチャンであった
「神道行法の本―日本の霊統を貫く神祇奉祭の秘事 (New sight mook―Books esoterica) ムック」という本が出版され、そこに興味深いことが記されています。
「禊ぎは、自らの意想で海や瀬に入り身を清め、穢れを除くこと。近代の禊ぎは、大分県の宇佐に1862年に生まれた川面が、宇佐八万の奥の院で出会ったという697歳の蓮池貞澄仙人から、仏教伝来以前の日本最古の神道の禊ぎを直授されたという。この禊ぎによると、
禊ぎとは霊注ぎなり、水を注ぐが如く神の霊を我の霊に注ぎ入れるのである。『そぎ』とは祓い残りのある咎と罪を、神の霊にてそぎ去り、削り去ることを意味する」とのこと。」
「スサノオ尊は天津神の大罪を犯して高天原を追われ、その後世界各地を彷徨って浄化の道程をたどる。そして最後は大海原と根の国、底の国の支配者となった。いわは神の身のまま地獄に堕ちたということになるのだが、それは、人々の罪と穢れを一身に引き受けるという必然的な使命があったためだ。」
「[日本書紀]によれば、祓柱となって人々の罪と穢れを一身に背負ったスサノオ尊は、その罪により髪を抜かれ、手足の爪を剥がされて贖ったとある。苦難の末に贖罪を果たす須佐良比羊の姿が重なる。」
(神道行法の本―日本の霊統を貫く神祇奉祭の秘事 (New sight mook―Books esoterica) ムック)
2017年2月9日
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