日本の発見において世界史は至福の第三千年紀に入った
すでに述べたように、ピラミッドの最初の建設者イムホテプはヨセフだった。
http://www.millnm.net/qanda3/josephimhotep.htm
今の考古学では、ピラミッドの成立年代が過度に古く設定されている。
しかし、イムホテプの記録における描写を見ると明らかに彼はヨセフである。
ピラミッドの起源がユダヤ人にあるということになると、エジプト人の民族的プライドが崩れるということなのかもしれない。
ピラミッドは、明らかにユダヤ思想に基づいている。
ピラミッドは生命の樹である。
それは三層からなる。
キャップストーン―台形―庭である。
エデンの園のモチーフがこの建築物に現れている。
聖書において、救われる人々の世界の象徴であるノアの箱舟は三層からなっていた。
神は海から陸を出し、陸からエデンを出し、エデンから園を出された。
聖書において陸は救いの世界を象徴する。海は滅びの世界。
陸はイスラエル、海は異邦人。
だから、幕屋の構造も三層(至聖所―聖所―庭)からなる。
幕屋はノアの箱舟と同様に、救われる世界を象徴している。
ピラミッドがヨセフの作であるとすれば、それは救いの世界を象徴しているとみても無理ではない。
聖書において、山は救いを象徴する。
ピラミッドは、人工の山である。
キャップストーンは至聖所、台形部分は聖所、そして、スフィンクスまでが庭に相当する。
このピラミッドが三つ集まった三大ピラミッドは、3x3の構造になる。
すなわち、生命の樹。
http://www.millnm.net/qanda3/tol3.jpg
私は、世界の陸地は救いの世界を象徴すると考える。
だから、世界の陸地自体が三層からなると考える。
ユーラシアは庭。アメリカ大陸は聖所。日本が至聖所。
幕屋において、東から西に向かって礼拝者が進むように、世界の中心も東から西に向かったと考える。
このように見ると、日本はピラミッドにおいてキャップストーンにあたる。
不思議なことにアメンエムハト3世のピラミッドのキャップストーンに「日の丸」がある。
http://www.m-matsu.com/egypt/museum/museum.htm
私の友人の島茂人氏は、この日の丸と羽が日本列島を示すといわれる。
世界の歴史は、発展の歴史であり、それは、日本に向かって上昇する歴史であった。
日本は、生命の樹における至高世界であり、世界の中心である。
北半球はそうかもしれないが、じゃあ、南半球は何かと尋ねる人がいるかもしれない。
南半球は、北半球の影である。
ユーラシア大陸に対してオーストラリア大陸とアフリカ大陸が。
北米大陸に対して南米大陸が。
日本に対してニュージーランドが。
北半球の陸地が三層からなるのであれば、南半球のそれも三層からなる。
表があれば裏がある。
男がいれば女がいる。
陽があれば陰がある。
北半球と南半球は、それぞれ三層を形成し、互いに補いあう関係にあるのではないか。
聖書にしたがって、世界が神の創造であり、陸が救いを象徴すると考えるならば、このように見てもおかしくはないと思う。
飛鳥氏によると、表の生命の樹に対して、それを水平線を中心にひっくりかえして、裏の生命の樹がある。
ある人は、「そんなに日本は特別の地なのですか?」と問うかもしれない。
しかし、考えていただきたい。
世界の歴史は日本を中心に推移してきたともいえる。
イスラエルの十部族探索機関であるアミシャブは、捕囚から解放されたイスラエルの人々の本隊は日本列島に入ったと述べた。
コロンブスはジパングを目指した。
彼は、そこに十部族がいるはずだからと、ヘブライ語を話せるデ・トーレスという通訳を同行した。
ヨーロッパの地理的発見の大きな原動力になったのは、理想郷としての日本の発見であった。
聖書によれば、世界史の目的とは、神と人間の和解と救い、祝福、つまり、エデンの園への回帰である。
イエス・キリストの贖いとは、その唯一の方法である。
神は地理的にもこの救いを象徴する土地を用意されたと見ることができる。
世界による日本の発見こそが、エデンの園への回帰であった。
コロンブスは、南米に達したときに、そこを極東と誤解した。
オリノコ川を見たときに、それがエデンの園につながっているに違いないとみた(International Standard Bible Encyclopedia)。
つまり、彼は極東にエデンの園があると考えていたということだ。
七五三は生命の樹の数的な表現である。
世界が日本に注目し、世界の中心が日本を中心としたアジアに移っている現代こそ、世界史の最終段階・至福の第三千年紀の入り口であると考える。
2010年12月15日
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