宗教に依存しない人間はいません
(キリスト教、仏教、神道・・・などの)特定の名前がつかないかもしれないが、誰でも宗教を信じている。
科学というのは帰納法認識論に立脚しているので、現象を局所的に把握するための手段であって、全体を把握できません。
つまり、データを集めることができる分野でしか科学は認識できない。
しかし、われわれの生活はデータを集められない分野がほとんどを占めているし、科学的知識と科学的知識を結びつけ、橋渡しをするには直感を利用するしかない。
心理学的知識と物理学的知識を結びつけるのはあくまでもその人の世界観であり、宗教です。
データだけで物事を判断できないのは、人を採用するときに、面接をしなければ人の全体像を把握できないことに現れている。
直感的認識を誰でも利用している以上、科学だけでいいとは言えない。
厳密に考えると、人間は無宗教では生きられない。
2015年1月25日
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