神の法だけがヒューマニズムの反文化運動を阻止できる


(1)
死刑制度反対、ポルノ、男女共同寮、尊属殺人厳罰化反対、TPP、FTA、ロック…

これらは、全部グローバリストの計画である。

聖書では、この世界は、強固な契約的集団が互いに契約を結んでさらに大きな強固な契約的集団を形成することによって成立する、と教えられている。

たとえば、家族は十戒の「姦淫してはならない」という掟によって強固な契約的集団となる。

ポルノは、これを解体する。

浮気によって、家庭は弱体化し、絆が崩れ、母子家庭、シングルマザーが増える。

シングルマザーに手厚い保護を与える社会制度も家族の解体を促進し、契約的集団の弱体化を目指している。

死刑反対運動を通じて、社会は故意の殺人に対して寛容になり、それによって、契約的集団の最小単位である個人の生命を脅かす。

防衛戦争の否定も同じように、国という契約的集団の解体を目指す。

「クリスチャンは戦争反対でしょ?」と考えている人は間違っている。

防衛戦争を否定することは、人体から免疫のシステムを排除することに等しい。

免疫のシステムがなければ、人体はすぐに死ぬ。

エイズは免疫システムの破壊を行うので、かかった人は普通の人ならば耐えられるような弱い病気によって死ぬ。

国の防衛システムを弱体化させることは、エイズをばらまくのと同じ。

契約的集団が破壊される。

聖書的な国家観によれば、日本は日本として強固な集団を形成し、アメリカはアメリカとして強固な集団を形成することである。

国境警備を厳重にし、違法移民を阻止する。

国内での犯罪を抑止するために、法を厳格に施行する。

人体は、単なるタンパク質の寄せ集めではなく、個々の細胞の有機的連携によって成立する。

細胞は細胞として膜によって隔てられており、他者と融合することはない。

神が世界を創造されたときに、神は世界を「分け」られた。

光と闇を「分け」、陸と海を「分け」、男と女を「分け」られた。

神の創造を真似るべき人間の創造的行為である文明も、「分け」なければならない。

善と悪を分け、男性と女性を分け、人間と動物を分け、国と国を分け、民族と民族を分け、個人と他者を分けなければならない。

多様な集団を保全しなければならない。

洪水はこれとまったく逆である。

あらゆる境を消し去る。

海と陸の境を消し、住居と外の境を消し、人も動物も水の中に飲まれて一つになる。

ノアの洪水は、Decreation、つまり、神の創造の逆である。

なぜ神は人の堕落した文明に対して水を使われたのかというと、それが、神の創造と逆の方向に進んだからだ。

神は、創造のフィルムを逆回転され、すべてを一つに戻された。

今、オバマがメキシコ国境警備を解除し、移民の流入を許しているのは、アメリカにとっての「洪水」である。

なぜ洪水が起きたのか。

文化がすでにあらゆる差別を撤廃したからだ。

ホモの結婚が合法になり、性の差別が撤廃されつつある。

ロックを通じて、文明と非文明、神と悪魔、上品と下品、…が、混沌化している。

長髪は、男女の性別を取り去る「反文化」の象徴である。

1980年代にアメリカに行ったら、クリスチャンでも男性が長髪で耳にピアスをしていた。

異教文化を批判せずに取り入れると、次第にクリスチャンもバビロンの住民になる。

国や家族、会社など集団をしっかりと維持することによらずに統一は不可能である。

それぞれの国がしっかりと国境を警備し、移民の不法流入を防がないと、文化や治安が保てない。

日本が民主党を通じて、中韓人の移住を緩和したので、池袋の一部は中国人に占領されつつある。

安倍首相は「もはや国境にこだわる時代は終わりました。日米でTPPを推進することは時代の必然である」という内容のこと言った。

彼は、バビロンである。

彼は、バベルの塔を築こうとしている。

ここ数百年、グローバリストという悪魔の弟子たちは、悪魔的世界統一のために、ディスペンセーショナリズムによってキリスト教を破壊してきた。

リバイバル運動を通じて、「教会なんて関係ない」みたいな風潮を作り上げた。

クリスチャンの組織としての地方教会の弱体化は、キリスト教の死滅を意味する。

だから、ビリー・グラハムのクルセード、キャンパス・クルセードなどの超教派運動は注意しないと神の国の破壊につながる。

あくまでも地方教会は、個々の家庭と同じように、統治組織としてその純粋性を維持しなければならない。

異端を持ち込む人が入ってきたら、それを排除する。

その人を追い出したことを公表して、他の教会が受け入れないように注意を喚起する。

「クリスチャンは愛が大事でしょう。戒規とか冷たいことをすべきではない」という人に注意せよ。

自分が間違って毒を飲んだら、それを急いで吐き出さないだろうか。

そして、他の人々に「これは危険だ」と忠告しないだろうか。

ディスペンセーショナリズムという異端思想に対して寛容であったために、教会はほぼ死滅に向かっている。

(2)

世界で今起こっていることは、「契約的集団の崩壊」である。

それは、世界を統一することを目指す人々が意図的に仕掛けているからである。

ポルノもロックも全部意図的である。

今、世界は、細胞膜を溶かす毒にやられた人体のようである。

あらゆる「差別」が悪とされている。

民族文化の保存を望む人はレイシストと呼ばれる。

国境を守ろうとする人は極右と呼ばれる。

全部根っこは同じ。

神の創造世界、キリスト教文化、神の国の破壊である。

われわれは、神の法を唱え、神が定められた境界を重視する。

そうすることにより、神の御心にかなった文化、秩序の形成を推進している。

セオノミー(神の法)だけが、今のバビロン・ヒューマニズムの反文化運動を阻止する唯一の対抗策である。

 

 

2013年10月9日



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