イエス・キリストの復活は、「神が復活の働きを進めておられる」という非常に重要な事実を指し示している。

パウロは「イエス・キリストの、死人の中からの復活は、神が定められたときに、われわれ自身も復活することの保証である」と述べた(1コリント15・12-20）。

従って、われわれは、人生の目標を、キリストと「キリストの復活のパワー」(ピリピ3・10)を知ることに置かねばならない。

これはすなわち「敗北の生活を送ることができない」ということを意味し、さらに、「人生のあらゆる領域と思考をことごとくイエス・キリストの捕虜にするという責任を回避できない」ということをも意味している。

生活の中で、再生し、キリストにお仕えするならば、キリストの復活のパワーは、今この場所から発揮され始める。

これは「われわれには、神の御名において神の支配を行使する義務がある」ということを意味する。

イエス・キリストは「大宣教命令」において、すべての民族を弟子にし、キリストの御言葉全体を教え、人々と民族をキリストの支配に置け、と命令された。

パウロはキリストを「祝福された唯一の支配者、王の王、主の主」と呼んだ。それゆえ、キリストは、まさに現代の王とみなされるべきである(1テモテ6・15）

われわれは、王の言葉を人生における最優先事項に置き、その領域と法を拡大するために働かねばならない。

この世のパワーに目を見張り、それに支配されることがあまりにも多いわれわれであるが、もし、キリストの復活のパワーによって行動を開始するならば、物事は急速に変化するのである。

R. J. Rushdoony, A Word in Season: Daily Messages on the Faith for All of Life, Vol. 4, pgs. 20-21.

This translation was conducted by the permission of Chalcedon.

2016年3月28日