日本人はもっとごねるべき


今、形勢はこちらに傾いている。

米国が中国に対する態度を変えた。民主党がガタガタになった。

この転機は、10月2日と16日とくに16日の大使館包囲デモであったと思う。

日本人が本当に怒ったことを広く知らしめることができた。

これから米国の態度が変わった。

つまり、日本が中国の侵略に対して声を挙げることを通じて、自国を守る姿勢を示したからだ。

自分を守らないような人間を誰も助けない。

自分の権利を主張しない人間は、尊敬されない。

日本人がはっきりと主張をしたことによって、敵はひるんだ。

言い方は悪いが、世界のかなりの部分は「ごね得」で成り立っている。

北朝鮮を見なさい。何もない国だ。どうしようもない国だ。あっても有害な国だ。産業もない。国力もない。

しかし、米国を動かし、日本を動かす。日本の拉致被害者を返さない。

どうして?

ごねるから。

もちろん、ごねることがいいというわけではない。

しかし、国際社会は、まともなことが必ずしも通じない、声が大きいほうが勝つ、見せ方がうまい国が勝つ、という部分も否定できない。

日本は、徳で成立する国である。見せ方ではなく、実行である。

パフォーマンスだけの人間は軽蔑される。

日本はごねなかったために、非常に不利な役回りを演じさせられてきた。

僕は、もっとごねるべきだと思う。

自分の権利以上のものをごねて獲得せよとまでは言うつもりはないが、しかし、自分が当然受けるべき権利についてはごねて、ごねて、ごねまくればいい。

そのくらいの図々しさがないと世界ではやっていけない。

拉致被害者や北方領土は、軍事作戦によらずに奪還は難しいだろう。

正義には力が必要である。

自衛隊を軍に昇格して、国防費をあげ、拉致被害者を救出するために北朝鮮に軍事侵攻できる体制を整えるべきだ。

 

 

2010年11月21日

 

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