教えが間違ったらすべてが水の泡なのである


初めからキリスト教会は、ユダヤ教と霊的な戦いの中にあった。ユダヤ教は、キリスト教との霊的な真っ向勝負では勝つことができなかった。ユダヤ人たちは、ユダヤ教という伝染病を注入することによってキリスト教会を弱体化させる努力を払う必要があった。彼らの長期的な戦略は、キリスト教会を内部から変え、ユダヤ教及びバビロンの神智学との調和を促すことにあった。

フィリップ・シャフ(1819-1893年)は『キリスト教会史』の中で、これらの霊的な工作員の戦略を説明している。

前章では、公然かつ一貫したユダヤ教と異教に対する教会の倫理的・知的な勝利について説明したが、本章では、キリスト教の名のもとに、教会をユダヤ教化・異教化する恐れのある、ユダヤ教と異教という敵との間に、隠然と、そして、より危険な形で繰り広げられた、教会の深淵かつ強大な戦いに目を向けなければならない。

* * *

ユダヤ教はその宗教と聖書を利用して、ギリシア・ローマの異教はその世俗的な文化・科学・芸術を利用して、キリスト教に入り込み、キリスト教を変え、清めるべく設えられていた。しかし、使徒の時代においても、ユダヤ人や異邦人の中には、水の洗礼だけで、聖霊や福音の火によるバプテスマを受けておらず、彼らの古い宗教的な考えや慣習を教会に密かに持ち込む者が多くいた。

(Edward Hendrie, "Solving the Mystery of BABYLON THE GREAT: Tracking the Beast from the Synagogue to the Vatican, p.13.)

この世界が、霊的世界の反映であり、神と悪魔の戦いの地上版である限り、教会は常に敵からの攻撃にさらされている。

物理的迫害は、戦いの中でも初歩的な部類に属する。

共産党政権が教会堂を破壊して回っても、クリスチャンにとって「攻撃されていること」がはっきりとわかるから対策が比較的容易である。

真に恐ろしいのは「教理的攻撃」である。

これは、目に見えないので、対策が遅れることが多い。

教会がすっかりエイリアンに占領されてから気づくこともある。

残念ながら、現代の教会は、ほぼ100%敵に侵略されている。

「私たちは、統一協会やものみの塔と無関係です」と言っている教会が、すでにやられている。

誰にやられたのか。

ローマ・カトリックである。

イエズス会が作ったディスペンセーショナリズムに汚染されている。

イエズス会は、マラノたちによって作られた。

マラノとは「改宗ユダヤ人」のこと。

改宗ユダヤ人は、ユダヤ教の信仰を隠し持ったままで洗礼を受けた人々である。

だから、ディスペンセーショナリズムを信じる今のプロテスタントの教会では、「エルサレムのために祈ろう」とか「イスラエルを支援しよう」と唱えられている。

「私たちは統一協会とは無縁です」と言いながら、文鮮明が財政支援する宗教自由連盟(Coalition for Religious Freedom)の理事を務めたハル・リンゼイやティム・ラヘイの終末本を読み、人々に勧めている。

http://www.millnm.net/qanda/lSIVLR0.htm

せっかく会堂建築しても、教えの内容がシオニズムになったら、意味がない。

会堂建築に献金しても、全部無駄になる。

銀座や渋谷の一等地にある古い教会は、リベラル神学に汚染されて、教会として機能していない。

教えが間違ったらすべてが水の泡なのである。

 

 

2019年1月21日



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